ハピネスのループ ストーリー/スクールバスの寄贈

「学校から実習先へ私たちを運ぶバス。復興への希望も乗せて走ります」

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支援をする

岩手県の県立高等学校と特別支援学校に、5台のバスを贈呈しました。

花や風船、羽の絵で彩られたそのバスは軽快に坂を登ると、ビニールハウスのそばに静かに停車しました。ドアが開くと、一斉におそろいの作業着を着て、声を弾ませながら降りてきた岩手県立大船渡東高等学校の生徒たち。201210月、コカ・コーラ 復興支援基金は岩手県の助言を受け、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県沿岸地域を対象に、生徒の送迎などに使用できるバスを5台寄贈しました。同校のバスはそのうちの1台。また、県立久慈東高等学校と県立種市高等学校には同型の中型バス、県立気仙光陵支援学校と県立宮古恵風支援学校には、電動リフト付きの大型バスがそれぞれ贈呈されました。
可能性に出会える

スクールバスのデザインに復興への願いを込めて。

スクールバスの寄贈にあたり、“学生が参加できる活動”“被災地を元気にする活動”につなげたいとの想いから、各校の在校生から「復興」をテーマにデザインを募集。採用された、それぞれのデザインをバスにラッピングしてプレゼントしました。大船渡東高等学校のバスを色彩豊かにデザインしたのは、同校3年生(当時)の新沼萌歌さん。「応募しようと思ったのは、先生から勧められたことがきっかけでした。まさか自分のデザインが採用されるとは思わなかったので、正直びっくりしましたが、心から嬉しく思っています。“みんなが元気になるデザイン”をイメージした時、頭に浮かんだのは風船、花、羽でした。どんな世代の人にも分かりやすいと考え、それらをモチーフにしました。多彩な色の風船をちりばめて動きをつけて、その風船の横にはひまわりやバラのお花を描いてカラフルに仕上げました」。今、興味があるのはファッションと裁縫。将来はファッションデザイナーになりたいと語っています。
共感しともに進む

バスは子どもたちとともに、明日への夢に向かって走り続ける。

大船渡東高等学校農芸科学科では 実習用農場が本校舎から徒歩で30分以上もかかる場所にあるため、送迎用バスは欠かせません。それまでは、他校から譲り受けたバスを使用していました。ところが、そのバスは老朽化が進み、たびたび故障するようになっていたのです。そうした折、同校に寄贈されたのが真新しいバスでした。同校の中村道典校長(当時)は「まさか、このような立派なバスを頂けるとは、職員も生徒も思ってもみなかったので、非常に驚くとともにみんなで大変喜びました」とその時の様子を振り返ります。現在も、生徒たちはこのバスに乗車して元気に実習に励んでいます。

次世代を担う子どもたちがどんな状況でも前向きに、そしてポジティブに明日への夢に挑むことができるように、基金はこれからも、この5台のバスのように子どもたちとともに走り続けていきます。
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県や市町村のニーズに応じた直接支援 スクールバスの寄贈

岩手県沿岸地域の水産業の復興支援および沿岸被災地の将来を担う青少年の育成支援を目的に、県内の高等学校3校と特別支援学校2校へ計5台のバスを寄贈。