ハピネスのループ ストーリー/太陽光発電・蓄電設備の設置助成

「太陽光発電をきっかけにみんなが環境について考えるようになりました」

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支援をする

被災3県の公立小・中学校へエコ支援事業を展開。

「今日は昨日より晴れているから、いっぱい電気をつくっているね」。――先生の説明を熱心に聞く、福島県新地町の新地小学校の子どもたち。同校には2012年9月、太陽光発電が設置され、校内で使う電力の一部をまかなうほか、災害時には蓄電池を使った電源供給も可能となっています。
公益財団法人 コカ・コーラ教育・環境財団は、岩手・宮城・福島の公立小・中学校の復旧復興を支援するため、防災対応機能を備えた太陽光発電・蓄電設備の設置に関する費用の助成事業を2011年から3期にわたって実施してきました。震災発生時、地震や津波の被害から逃れて避難した学校で、発電装置が燃料切れになる事例が多くありました。太陽光発電による電力供給に加え、災害時には、蓄電池を使った電源供給も想定した本助成事業により、被災3県で、計55校への設置を支援することができました。

可能性に出会える

災害と環境を考え、明るい夢を抱く子どもたちへ。

本事業は、発電効果のみならず、教育的な効果も想定して実施しています。例えば、第1期に町内4校すべてで設置が決まった新地町では、町ぐるみで環境教育を推進しています。新地小学校の渡邊博之校長は、「子どもたちが太陽光発電の設置を通して再生エネルギーへの関心を高め、家庭や学校で積極的に節電に取り組む姿に、成長を実感している」と語っています。「太陽光発電を学校の屋根に取り付けて頂いたことをきっかけに、みんなが環境問題について考えられるようになりました。震災後、エネルギーはますます大切になってきています。地球の環境を守るために役に立ちたいと思います」という6年生の加藤一航くんをはじめ、将来に向けて「ソーラーで動くロボットを開発したい」「太陽光の力で住みやすい社会をつくりたい」など、明るい夢を語る子どもたちも増えてきました。
共感しともに進む

地域の環境教育の充実、防災機能のさらなる向上に向けて。

さらに、福島県では2014年4月、緊急時の避難場所に指定されている伊達市立保原小学校に太陽光発電システムが設置されました。伊達市の鴫原貞男副市長は、次のように述べています。「保原小学校は、伊達市の中でも最も児童数が多く、中核となる小学校です。地域の活動拠点としての役割があるだけでなく、環境教育に対応した“エコスクール”であり、災害時の避難所としての機能も備えています。今回、再生可能エネルギーである太陽光発電システムが設置されたことで、地球温暖化の防止に貢献できるだけでなく、非常用電源も確保されます。保原小学校への太陽光発電システムの設置は、まさに復興の象徴となる事業です。今後、市内の小・中学校における環境教育の充実、防災機能の向上にさらに取り組んでいきたいと思います」。

こうした事業支援は、未来を担う子どもたちが希望を取り戻し、地域を復興するエネルギーへと昇華されていく。私たちは、「公立小・中学校へのエコ支援事業」をこれからも続けていきます。

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公立小・中学校へのエコ支援事業 太陽光発電・蓄電設備の設置助成

岩手・宮城・福島の公立小・中学校を対象に、太陽光発電と蓄電設備の設置による復興支援と、次世代を担う子どもたちへクリーンエネルギーを通じた環境教育の実施を支援。
第1期 2011年9月1日~9月30日受付分 11校
第2期 2012年9月1日~9月30日受付分 23校
第3期 2014年2月17日~3月31日受付分 21校