1962(昭和37年)

■“スカッとさわやか 「コカ・コーラ」“のジングルを採用

「コカ・コーラ」をより多くの人に知っていただくため、キャッチフレーズづくりにも力を注ぎました。「いつもさわやか コカ・コーラ」「ゴクッとさわやか コカ・コーラ」の2つを採用して、1961年(昭和36年)に広告活動をスタート。翌年、全国で本格的な販売活動が始動するとともに、最初に着手したのがCMソングの制作です。

「コカ・コーラを飲もうよ
コカ・コーラを冷やしてね
コカ・コーラ コカ・コーラ
みんなで仲良く コカ・コーラ
スカッとさわやか コカ・コーラ
スカッとさわやか コカ・コーラ」

歌詞の中で使われた「スカッとさわやか コカ・コーラ」というジングルは一時期を風靡し多くの人々に親しまれました。

 

■日本初、びん自動販売機を市場導入

1962年(昭和37年)に登場した「コカ・コーラ」のびん自動販売機「全自動コインクーラー」は、日本において最初に製造された清涼飲料用自動販売機です。24時間適温に冷えた製品を提供できる自動販売機は、新たな市場開拓の原点となりました。その後の自動販売機の技術革新はめざましく、同年にはポストミックス方式、1970年(昭和45年)には缶製品用など、さまざまな機種が登場しました。


日本初のびん自動販売機

 

■日本でテレビCM開始

「スカッとさわやかコカ・コーラ♪」。1962年(昭和37年)、テレビから流れたこのCMソングは、「コカ・コーラ」という製品の“さわやかさ”や“飲み方”まで具体的に消費者へ伝えるコンセプトで作られました。その斬新な映像は製品の魅力とあいまって、当時大きな話題となりました。この1960年代前半の創業期を乗りきり、1960年代後半を迎える頃には、マーケティング戦略の一環として、広告活動の差別化を始めます。1967年に、有名タレントを起用する広告戦略を本格化すると、これを皮切りにその後も人気タレントや歌手が出演するテレビCMを展開していきます。

 

1964(昭和39年)

■東京オリンピックに協賛

1964年(昭和39年)10月10日から15日間に渡り、アジアで初めての東京オリンピックが開催されました。この記念すべきスポーツの祭典を、日本コカ・コーラはワールドワイドパートナーとして全面的な協力体制で迎え、大会を大いに盛り上げました。


聖火キャンペーン

 

■東京オリンピック開催前の2ヶ月間、オリンピックキャンペーンを全国展開

東京オリンピック開催前の2ヵ月間にわたり、オリンピックキャンペーンを全国で展開し、東京オリンピック資金財団には1,300万円を寄付。全国のボトラー社が参加した聖火キャンペーンをはじめとする各種サンプリング活動は、オリンピックムーブメントを大いに盛り上げました。また、来日した世界中の人々に改めて「コカ・コーラ」の魅力を広め、日本国内でも新しいマーケットの拡大につなげることができたのです。

 

■日本で大型ボトル“ホームサイズ” (500mlびん)が登場

日本における「コカ・コーラ」の発展の一翼を担ったのが、1964年(昭和39年)に発売したホームサイズびん(500ml)です。このホームサイズびんの誕生によって、消費傾向に応じたパッケージ戦略の展開が1人当たりの消費量を増やすことに成功し、その後の飲料業界のパッケージ戦略に大きな影響をもたらしました。

 

■当時のボトラー各社のルートセールスマンは、1人7役と呼ばれた

工場で作られた製品は、「コカ・コーラ」のロゴが入ったルートカーに載せ、揃いのユニフォームを着たセールスマンが小売店や飲食店に運んでいました。セールスマンは単に製品を運搬するだけでなく、1.トラックの運転、2.得意先の新規開拓、3.製品の売込・空びんの回収、4.集金、5.ポスター貼付などのMD活動、6.帰社後の清算業務、7.翌朝配送分の荷積みの7役をこなしました。この直接販売方式は“ルートセールス”と呼ばれ、問屋制を主体としてきた当時の日本の商習慣にない画期的なものでした。このルートセールスは、清涼飲料業界だけでなく、流通業界全体にも新風を吹き込んだのです。


多様な仕事をこなすルートセールスマン

 

1965(昭和40年)

■日本初の缶入り「コカ・コーラ」(250ml)発売

日本コカ・コーラは、1965年(昭和40年)に250ml缶入り「コカ・コーラ」の導入を発表しました。これがいわゆる日本における缶入りコーラ飲料の第1弾。この導入の背景には、約3年におよぶ技術開発の苦労があり、ようやく規格通りの製品が完成したのです。当時、世の中はレジャーの時代。びん製品よりも簡便な缶製品への需要が高まっていました。こういった時代の流れをいち早く製品開発に取り入れた日本コカ・コーラは、缶容器の開発により、パッケージ戦略を有利に進める立場を確立しました。


缶入りコカ・コーラの登場

1966(昭和41年)

■缶製品にプルトップを導入

最初のプルトップ缶の「コカ・コーラ」が米国で発売されました。ふた(タブ)を引いて開ける缶の導入により、缶切りを必要としない手軽さが多くの人に受け入れられました。


デザインを一新した缶入りコーク(昭和42年)