広報ブログ インデックス

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本国の責任者がレクチャー アーカイブが教えてくれる、 「コカ・コーラ」が「コカ・コーラ」であり続ける理由

アーカイブ(歴史的資料やその保管場所)がビジネスに役立つと言われても、 あまりピンとこないかもしれません。 しかし、グローバル企業の中にはアーカイブをビジネスに活用しているところも多く、 コカ・コーラ社もその中の1社です。 先日、ザ コカ・コーラ カンパニー(米国本社)でアーカイブの責任者を務める テッド・ライアンが来日し、コカ・コーラ社のアーカイブの歴史と、 ブランディングやマーケティングへの活用方法についての講演を行いました。 その講演の内容を、ご紹介いたします。 語り=テッド・ライアン 文=崎谷実穂 写真(テッド・ライアン)=村上悦子   ■コカ・コーラ社歴代アーキビストの功績とは  「コカ・コーラ」の最初の1杯が提供されたのは、1886年5月8日、ジョージア州アトランタにある「ジェイコブスファーマシー」という薬局でのこと。薬剤師のジョン・S・ペンバートン博士が「コカ・コーラ」のシロップを発明、近所にあるジェイコブスファーマシーに持ち込んだことが、世界一有名な清涼飲料の歴史の幕開けにつながりました。  それから「コカ・コーラ」とコカ・コーラ社は132年の歴史を歩んできたわけですが、その間のアーカイブを保管しているのが、ザ

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日本コカ・コーラの女性活躍推進プロジェクト「第4回 5by20女性起業家支援シンポジウム」開催

日本コカ・コーラの女性活躍推進プロジェクト 「第4回 5by20女性起業家支援シンポジウム」開催 新しい女性のワークスタイルとシェアリングエコノミービジネスの可能性を探る-新しい起業の姿- 2017年11月17日   日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ホルヘ・ガルドゥニョ)は、コカ・コーラシステムがグローバルに展開する女性活躍支援プロジェクト「5by20(ファイブ・バイ・トゥウェンティ)」の一環として女性起業家の支援に取り組んでおり、11月16日(木)に「第4回 5by20女性起業家支援シンポジウム」を開催しました。本シンポジウムには、起業に関心を持つ女性たちが参加し、参加者たちは起業のための知識や情報、ケースストーリーを学ぶとともに、同じ目的を持つ仲間たちとも交流を深めました。 日本の起業環境はOECD34ヶ国中、31位と低水準にあり、さらに、女性の起業率は、男性と比べて少ない現状です1 。一方、中小企業庁の調査によると、「潜在的起業希望者(起業を将来の選択肢として認識しつつ現時点では準備していない者)」は約42.9万人存在すると推計されています

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一般教師から一転、人種格差撤廃のシンボルへ──「コカ・コーラ」広告への登場で人生と社会を変えた女性の物語

ワールド・オブ・コカ・コーラ博物館を訪れたシャーリー・ハスリー(2016年9月)   2016年9月、ジョージア州アトランタにあるワールド・オブ・コカ・コーラ博物館に、特別なお客様が来館しました。彼女の名前は、シャーリー・ハスリー。小学校教師を務めていた1967年に「コカ・コーラ」の広告に登場し、アフリカ系アメリカ人を起用した広告の新たな可能性を切り拓いた人物です。なぜ、ハスリーは広告に出演することになったのでしょうか? そして、広告出演をきっかけに、彼女の人生にどんな変化が起ったのでしょうか? 一人の女性のストーリーをご紹介します。 文=エリオット・スミス   ■風当たりの強かった新任教師時代 「コカ・コーラ」の広告への出演以前、ハスリーは小学校教師として、人種差別という悪弊を変えるべく奮闘していました。 カリフォルニアのサンフランシスコ州立大学を卒業したハスリーは、1965年にサンフランシスコ郊外のミルバレーにある小学校で教職についていました。裕福な白人が人口の大半を占めるミルバレーに、アフリカ系アメリカ人の教師が赴任したのは、史上初のことでした。 人種差別感情が根強く存在していた当時、ハスリーのキャリアの滑り出しは、決して順調なものではありませんでした。「私を歓迎する雰囲気などありませんでした。子どもたちの両親は本心では私を受け入れておらず、教師着任反対運動を起こそうとしていたくらいです」と、ハスリーは当時を振り返ります。それでも、教頭のサポートと自分自身の強い信念に支えられ、彼女は教壇に立ち続けました。 そんなハスリーが「コカ・コーラ」と運命的な出会いを果たしたのは、1966年初頭のこと。 「車に戻ろうと道路を渡っていたとき、突然、『コカ・コーラ』の広告担当の人に呼び止められたのです。『新しい広告キャンペーンの準備をしているんですが、あなたなら広告モデルにぴったりだと思いまして』と彼は告げ、私をポラロイドカメラで撮影しました。これから写真を本社に送り、本社の人間が気に入れば次のステップに進む、ということでした」   ■スターではなく一般人を起用したねらい 当時、ザ

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お宝グッズを肴に語りまくった“濃密”120分……! 日米「コカ・コーラ」コレクター“首脳会議”

[写真右]しもやま・よしみ / 1947年岡山県生まれ。海とアメリカをこよなく愛すジョイマークデザインの代表取締役で、身近な人には「キャプテン」の愛称で親しまれている。15歳のときに上京し、22歳でジョイマークデザイン社を設立。79年にアパレルブランド『ボートハウス』を発表し一大ブームに。「坪単価世界一」とまで言われるほどの売り上げを誇った。その後も『キャプテンサンタ』ほか数々のブランドを世に送り出している。 ジョイマークデザインhttp://www.joymark-design.co.jp/ [写真左]てっど・らいあん / ザ コカ・コーラ カンパニー(米国本社)ヘリテージ・コミュニケーションズ担当ディレクター。97年より、コカ・コーラ社の歴代製品や関連アイテムを保管しているアーカイブ庫の担当者を務め、2013年より責任者を務める。「コカ・コーラ」の歴史資料を展示している『The World of Coca-Cola(ワールド・オブ・コカ・コーラ博物館)』の歴史物担当者であり、アンディ・ウォーホルの展示を含む“ポップカルチャー”ギャラリーの責任者でもある。『Coca-Cola

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「い・ろ・は・す スパークリングりんご」 11月27日(月)から全国で期間限定発売

パーティーシーズンにぴったりの 冬季限定“りんごのスパークリング” 「い・ろ・は・す スパークリングりんご」 11月27日(月)から全国で期間限定発売 2017年11月13日    コカ・コーラシステムは、フレーバーウォーターNo.1*1ブランドの「い・ろ・は・す」より、厳選された日本の天然水を使用したスパークリングウォーターに長野県産りんごエキスを加えた「い・ろ・は・す スパークリングりんご」を、11月27日(月)より全国で冬季限定発売します。旬のりんごの甘さを炭酸ですっきりと味わえる、12月のパーティーシーズンにぴったりのスパークリングウォーターです。 「い・ろ・は・す スパークリングりんご」 515ml PET (高解像度画像はこちら)  フレーバーウォーターNo.1*1ブランドの「い・ろ・は・す」から新たに登場する「い・ろ・は・す スパークリングりんご」は、厳選された日本の天然水をベースに、やさしい刺激の炭酸と長野県産りんごエキスを加えたフレーバー炭酸飲料です。ほんのり甘く広がるりんごの味わいをやさしい炭酸水ですっきりと楽しめ、年末のパーティーシーズンにぴったりなフレーバーを、この冬限定で発売します。  また、2017年9月に「い・ろ・は・す」の新しいりんごフレーバーの予想投票を実施したところ、約10,000名の方にお答えいただけ、その結果

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「ミニッツメイド クラフツ ヒーリングアップル」 11月20日(月)から全国で新発売

「ミニッツメイド クラフツ」シリーズ第二弾が登場 リラックスタイムにおすすめ、大人のための果汁系飲料 「ミニッツメイド クラフツ ヒーリングアップル」 11月20日(月)から全国で新発売 2017年11月10日    コカ・コーラシステムは、爽やかなアップル果汁※とまろやかな発酵麦芽エキスをブレンドし、甘いシナモンの香りとともに冬の新しいおいしさを楽しめる「ミニッツメイド クラフツ ヒーリングアップル」を2017年11月20日(月)から全国で新発売します。  「ミニッツメイド クラフツ」シリーズは、季節の「旬」の素材と、おいしさを引き立てる「こだわり素材」を組み合わせて、新しいおいしさを提供する果汁系飲料のシリーズです。2017年7月に発売したシリーズ第一弾「ミニッツメイド クラフツ ミントレモネード」は、“クラフト感のある本格的なおいしさを楽しみたい”、“価値があるものなら価格にこだわらない”と考える大人層を中心に高い支持を獲得し、果汁系飲料分野における新規購入者層を拡大しました。  シリーズ第二弾となる「ミニッツメイド

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コカ・コーラ社とGoogleがタッグを組んだ!? 最新テクノロジーで進化を遂げた、あの“名作”CM

文=ジェイ・モイエ   ■広告史に残る傑作CMにグーグルが注目 ザ コカ・コーラ カンパニー(米国本社)が1971年に発表したCM「Hilltop」は、使用された楽曲「I’d Like to Buy the World a Coke」とともに、広告史上に名を残す傑作として知られています。 CMのアートディレクターを務めたハービー・ガボアは2012年にはすでに引退し、広告界の伝説的な存在となっていました。そのガボアが、ある日、グーグルから思いがけないオファーを受けます。そのオファーとは、このCMの楽曲内で歌っていた「世界中に『コカ・コーラ』を買ってあげたい」という夢を、最新のデジタル技術によって実現させてほしいというものだったのです。 動画: 1971年のTVCM「Hilltop」     2012年11月にザ コカ・コーラ カンパニーを訪れたガボアは、「Hilltop」制作当時の苦労話から、グーグルとの共同プロジェクトの概要まで、ユーモアたっぷりに語ってくれました。今回は、広告業界の40年の歩みを物語る、彼の貴重な証言をご紹介したいと思います。   ■「Hilltop」のアイディアは空港で生まれた 「Hilltop」の制作を手掛けたとき、ガボアは広告会社マッキャンエリクソンのクリエイティブディレクター

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コカ・コーラ社とGoogleがタッグを組んだ!? 最新テクノロジーで進化を遂げた、あの“名作”CM02

■時代を超えて、グーグルとの運命的な出会い それから約40年が経過した2012年。グーグルは、「Hilltop」の世界観をITの時代によみがえらせるべく、定年後ミシガン州で暮らしていたガボアを誘い出します。「デジタル恐怖症」を自認するガボアでしたが、最先端のテクノロジーを用いた実験的なプロジェクトのオファーを断る理由は何もありませんでした。 「グーグルについては、自分の身体に生じる痛みや不調の原因、そして、死因になりそうな病気を調べるときに使っている検索エンジン、という認識しかありませんでした。彼らには、私がダイヤルやノブのついた旧式の機械を見ると思わず涙ぐんでしまうような年寄りだとは知られたくなかったんですがね」。プロジェクトの記録映像の中で、ガボアは冗談まじりに語っています。 動画:ハービー・ガボア、グーグルとのコラボレーション (*英語のみ)   息子と孫から最低限のIT知識を授けられたガボアは、ミシガン州の自宅からニューヨークに赴き、グーグル本社のクリエイティブ担当やエンジニアのチームと共に1週間を過ごしました。「Project

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上野・埼玉・名古屋限定ボトルが新登場!「コカ・コーラ」スリムボトル 地域デザイン11月20日から発売

今年話題のパンダがボトルのデザインに!? 第1弾好評につき上野・埼玉・名古屋限定ボトルが新登場! 「コカ・コーラ」スリムボトル 地域デザイン 11月20日(月)から地域限定発売 2017年11月9日    コカ・コーラシステムは、地域それぞれの観光名所をイラストで描き、スタイリッシュで特別なパッケージにデザインした「コカ・コーラ」スリムボトル 地域デザインの上野ボトル、埼玉ボトル、名古屋ボトルを、2017年11月20日(月)から地域限定で発売します。  「コカ・コーラ」スリムボトル 地域デザインは、旅をより楽しくする特別なパッケージとして北海道・東京・横浜・京都・瀬戸内・熊本の各ボトルを今年発売しました。いずれの地域でも旅行中の食事やリフレッシュに、またお土産にぴったりのボトルとして好評をいただいたことから、今回新たに3地域のボトルを発売することとなりました。パンダと不忍池(上野ボトル)、川越の「時の鐘」と長瀞の川下り(埼玉ボトル)、武士と名古屋城(名古屋ボトル)と、3地域それぞれのシンボルや代表的な観光スポットをイラストでおしゃれにデザインした、その地域でしか手に入れられない限定ボトルです。  上野ボトルは赤ちゃんパンダ誕生や外国人観光客の増加による地域の盛り上がりから、埼玉ボトルは観光客だけでなく地元の方にも地域の魅力にあらためて気づいていただけるデザインとして、名古屋ボトルは日本を代表する大都市圏であり、外国人観光客の人気も高まっていることから新たに追加しました。  「コカ・コーラ」スリムボトル

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20世紀の「コカ・コーラ」ブランドをつくりあげた “天才”広告マンの仕事哲学02

■傑出したブランドであり続けるために ピカデリーサーカスに設置中の「コカ・コーラ」広告看板   1959年、当時「コカ・コーラ」の輸出事業を手掛けていたエクスポート カンパニーのポール・オースティン社長が、ロンドンのピカデリーサーカスに設置されていた「コカ・コーラ」広告看板に関する助言を得るべく、スレッジに手紙を書きました。巨大な広告看板は維持費がかさんでおり、その費用対効果に疑問を抱いたオースティンは、スレッジの意見を求めたのです。 このときのスレッジの返事は、オリジナルの手紙ごと、何世代にもわたってザ コカ・コーラ カンパニー内で受け継がれてきました。少し長くなりますが、イメージを掴みやすいように一部を以下に引用します。 ポール 私が意見を伝え終わるまでに、あなたは私の「哲学」談議にすっかり飽きてしまうかもしれませんが、いただいた質問は単純に「イエス」か「ノー」で答えることができるものではありません。それでも、私はなるべく簡潔に考えを述べようと思います。もしも、言葉足らずで初歩的なことを述べているように感じられたなら、ご容赦いただけると幸いです。 ありきたりの人物とは、ありきたりの方法でありきたりのことをする人のことであり、傑出した人物とは、傑出した方法で傑出したことをする人のことである、というのは完全に妥当な考え方だと思います。もし「コカ・コーラ」をお客様に提供する私たちが、ありきたりのことをありきたりの方法でやるだけで満足するならば、「コカ・コーラ」がありきたりの製品と見なされても仕方ないでしょう。一方、傑出した方法で傑出したことをやろうと決心したならば、私たちは安心して、消費者の意識の中に傑出した製品のイメージをつくり出せると確信できます。米国で何十年も前に、「コカ・コーラ」は後者の道を選びました。私は「コカ・コーラ」が今日有している特別なイメージと高い評価(激しい市場競争の中でもそれは維持されています)は、この選択の結果得られたものであると信じています。 高い評価を得るための王道はありません。それは狭く、険しく、コストのかかる道であり、結果がすぐ目に見える形で現れるわけでもありません。人はその一生をかけて、自身の個性を形成していきます。製品の個性も同じくらいゆっくりと形成されますが、いったん形成された個性は解消するのにも同じくらい長い時間がかかるわけですから、難攻不落と言えるような立ち位置を獲得し、維持するためには、それだけのコストをかける意味があるのです。 まだ具体的に考えを述べられていないようなので、もう一度やってみます。いかなる仮説を検証しても、ピカデリーサーカスのネオンサインを撤去するという解には至りません。これまで世界中で築かれてきた「コカ・コーラ」ブランドの価値を、このネオンサインがさらに比類なきものへと高めていると、私は確信しています……これこそ、競合他社が容易には太刀打ちできない、われわれの強さの証といえるでしょう。当然コストはかかりますが、それだけの価値はあるのです。   言うまでもなく、オースティンはピカデリーサーカスの広告看板を維持する道を選びました。そしてそれは、大幅なリニューアルを経てなお、現在も同じ場所に掲げられています。上の文章は、3枚に及んだ手紙のほんの一部ですが、「ブランドとは単なる製品を超えたものである」というスレッジの哲学が伝わってくる好例ではないでしょうか。   ■「コカ・コーラ」の味を言葉で表現できるか? 1971年のTVCM「Hilltop」の制作で知られる、広告会社マッキャンエリクソンのクリエイティブ・ディレクターだったビル・バッカーは、スレッジが史上最も優れた広告マンの一人であり、ブランドの本質を理解し、行動を起こす意志を備えていたと証言しています。バッカーは自著の中で、スレッジの前で「コカ・コーラ」の味を表現しようとしたときのことを振り返り、次のように記述しています。 「コカ・コーラ」ブランドを担当したことのあるすべての広告担当者と同様、私も「コカ・コーラ」の味を言葉で表現することで、自分の腕を試してみたいと考えた。デロニー(・スレッジ)がそのような文章を依頼してきたわけではなかった。私は自分でその文章を書き、取締役会の終了後、空になった役員室で彼と二人きりで対面し、それを披露する機会を得た。私が読み終えると、まるで永遠のように思えるくらい長い時間、彼は黙りこんでいた。そして、ついに沈黙を破って、こう言った。「ウィリアム・フォークナー(*ノーベル文学賞受賞の米国人作家。代表作に『響きと怒り』など)もこの製品を言葉で表現しようと試みました。ジェームズ・ディッキー(*ジョージア州アトランタ生まれの作家。代表作に『救い出される』など)もです。あなたの同業者たちも、長年にわたってこれに挑戦してきました。しかし、私はそれが可能だとは思っていません。そのような言葉が存在するとは思っていないのです。私にとっては、それが人類によってこれまでに誕生したすべての飲料の中で最高の味だということが分かっただけで十分です……」。そう言い終わるころには、デロニーは立ち上がって役員室のドアの横に立っていた。「……いや、神によってつくられたものを含めても、ね」。スレッジはそう言うと部屋を出て、会議は終わった。   ■天才の引き際 スレッジは、引退の際も自分らしさを貫きました。65歳の誕生日が近づいたころ、スレッジは退職祝いの意味合いを帯びそうな行事を徹底的に避けたのみならず、引退する予定であることを自分の上司以外には秘密にしていました。 スレッジの65歳の誕生日に、マッキャンエリクソンはお祝いのメッセージに代えてアトランタ上空に飛行機を旋回させました。それから間もないある日のこと。スレッジは1日中働いた後、オフィスに残っているのが自分だけであることを確認すると、「静かに。天才が仕事中」と書かれたいつものサインを外し、「静かに。天才はお払い箱になりました」と書き換えました。 そして、彼がオフィスに足を踏み入れることは二度となかったのです。   ≪前のページ

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