アヴィーチーも虜になった魅惑の歌声

アヴィーチーらは楽曲制作と並行して、曲に最も合う声を探し出すことにも注力しました。すぐにずば抜けた存在感を示したのが、オーストラリアとヨーロッパで名声を確立し、米国でもブレイクしつつあった27歳のコンラッド・シューエルでした。
「コカ・コーラ」新グローバルキャンペーン
アヴィーチー(Avicii)が手がけた「Taste the Feeling」のテーマソング!!

シューエルが歌うのを初めて生で聞いたとき、私たちはみな圧倒されました。彼は並外れて美しい声の持ち主です」とベリオッティは言います。

シューエルのレコードレーベル、300 EntertainmentのCEOを務めるライオール・コーエンLyor Cohen)は、「当社の屋台骨となっているのはセンセーショナルな真のアーティスト、つまりシューエルのような存在です。シューエルの才能の素晴らしさをコカ・コーラ社にも理解していただけて、とてもうれしく思っています」と付け加えます。

今回のオファーは、シューエルが断るはずもないものでした。「この曲には、国境を越えて人々の心に響く素晴らしいメッセージ性があると感じました。それこそ私が、自分の音楽を通して伝えようとしているものです。ありふれたキャンペーンソングのようには聴こえませんでした……これはまちがいなくヒットすると感じたのです」と彼は語ります。

そしてシューエルはこう続けます。「アーティストとして『コカ・コーラ』を代表することは、この世界的なブランドにこれまで関わってきた数多くの尊敬するミュージシャンの仲間になれたということ。すばらしい機会に恵まれました」。

シューエルは12月にストックホルムに飛び、アヴィーチーと共に三日間かけて歌のアレンジとリミックス版の録音に取り組みました。「彼の魔法のようなテクニックで、曲全体にダンスのリズム感が加わっていくのを見るのは、本当に感動的でした」とシューエルは言います。


■音で表現する「コカ・コーラ

「コカ・コーラ」新グローバルキャンペーン
アヴィーチー(Avicii)が手がけた「Taste the Feeling」のテーマソング!!

Taste the Feeling」キャンペーンでは、新しいオーディオシグネチャーも作成されました。これは、冷蔵庫からボトルを取り出すことに始まり、キャップをポンと開け、シュワシュワと炭酸がはじけ、ようやく「コカ・コーラ」が喉を潤すところまで、キンキンに冷えた「コカ・コーラ」を飲むということを、感覚的に体験できるものです。前回のキャンペーン「Open Happiness」(ハッピーをあけよう。)で使われた5トーンのメロディに取って代わるもので、ブランドPRを手掛けるDeviant Ventures社との提携のもとでつくられました。「記憶に残る普遍的なフレーズをつくるだけでなく、タグラインのメロディをハミングしたり、歌ったりしてもらえるようにすることを狙いました」と、Deviant Venturesウムト・オゼイディンリUmut Ozaydinli)は言います。

「製品を主役に据えて、どの『コカ・コーラ』製品を飲んだときでも得られる特別なひとときを表現しています」とベリオッティは語ります。

「みんなが楽しく聴けてダウンロードしたくなるような、元気の出る歌に仕上がっています。この作品に携われたことを誇りに思います」と、デビュー盤「All I Know」をひっさげて全米ツアー中のシューエルは語ります。


■1世紀以上も続く、「コカ・コーラ」と音楽の強い絆

コカ・コーラ」は過去100年以上にわたり、ブランドのストーリーを語るために音楽を活用してきました。1905年に家族向けに合唱用の楽譜を配布したことを皮切りに、1971年の有名な「Hilltop」コマーシャルでは「teaching the world to sing」という象徴的なフレーズが使われ、2012年には音楽のストリーミングサービスSpotifyとも提携しました。そしてそれぞれのキャンペーンが単なる企業広告にとどまらず、ポップカルチャーの歴史に残る存在となってきたのです。

複数のバージョンが配信される「Taste the Feeling」のCMでも、音楽が主要な役割を果たします。Deviant Venturesによる監督のもと、Queenデヴィッド・ボウイによる「Under Pressure」のカバー、アヴィーチーによる「Hey Brother」の新バージョン、アレクサンダー・カーディナルの「Made for You」などの曲が起用されています。

「私たちは常に、素晴らしい音楽とともにお客様の記憶にとどまり、何十年にも渡って愛され続ける広告をつくるという当社の伝統を受け継ぐことを心がけています。新しいキャンペーンでもそれができていることを期待しています」とベリオッティは述べています。