[トリビア5]

ブラジルの国旗にはポルトガル語で、「秩序と進歩」と書かれている


[解説]
緑地に黄色のひし形、中央の青色の球が印象的なブラジル人がこよなく愛する国旗。よくよく眺めると、青い球にひかれた白い帯上には文字が見えます。フランスの哲学者オーギュスト・コントの引用、「秩序と進歩(Ordem e Progresso)」です。コントの思想は、「秩序と進歩」を目指すというより、過去の安定した秩序と、未来への革新的な進歩という相容れない理想を乗り越えて、新しい社会の確立を目指すというものでした。今のブラジルの姿と重なるような気がしますね!?
The Trivia of“Brasil” 30.
——あっと驚くブラジルのトリビアたち(前編)
秩序と進歩の象徴です


[トリビア6]

日本人はブラジルの農業の発展に大きく貢献した。

[解説]
世界中から受け入れた移民と共に多様な文化を取り入れてきたブラジル。トマトやナス、タマネギなど野菜の多くは、移民と共にこの国にやってきました。1960年代以降、これらの野菜をブラジルの気候や風土に合わせて品種改良を行ったのが日本人移民です。日本流の農法をブラジル国内に持ち込んで、大量生産ができるようにしました。さらに協同組合をつくって、流通面でも農業を発展させたのです。


[トリビア7]

樹木の「パウ・ブラジル(ブラジルの木)」が、国号の由来である。

[解説]
1500年、南米大陸に入植したポルトガル人たちは赤色の染料となる木を見つけて、これを伐採してポルトガルへと運んでいました。アジアにも自生するこの木は、ヨーロッパでは赤い色を表わすラテン語「ブラジリア」から派生した様々な言葉(ブレシリス、ブレジル、ブラジリー、ブラジルなど)で呼ばれていたそうです。この木の輸入業者たちはブラジレイロと呼ばれ、やがてこの地がブラジルと呼ばれるようになったと言われています。


[トリビア8]

選挙は、有権者の約8割が投票する大イベントだ。

[解説]
18歳~70歳未満のブラジル国民にとって、選挙での投票は権利ではなく義務です(16、17歳と70歳以上は任意)。事前通知なく選挙を棄権すると、少額の罰金に加え、公務員試験やパスポートの発給で支障が出るなどの罰則があります。世界でも珍しく電子投票システムを導入済で、投票所へ出向く必要はありますが、文字が読めない人でも番号での投票が可能。2010年10月の大統領選・決選投票では、有権者の約8割、日本の人口にほぼ匹敵する約1億1千万人が投票所に足を運びました。


[トリビア9]

お尻が大きいことが、魅力的な女性の条件である。

[解説]
お尻に魅了される人が多いとされているブラジル。そのことを端的に示す、こんなエピソードがあります。1954年、今でも美人として語り継がれる当時のミス・ブラジル、マルタ・ホッシャはミス・ユニバースに出場、誰もがマルタの優勝を信じて疑わなかったそうです。しかし結果は2位。ブラジルを失意のどん底に落とさず誇りを失わせないために、ある有名な雑誌は「彼女は2インチ腰が大きかったから負けただけ」と報じたそうです。


[トリビア10]

ブラジルは整形大国である。でも顔を整形している人よりボディ整形が多い。

[解説]
ブラジルの美容整形の手術数はアメリカ合衆国に次いで世界第2位。そしてブラジル整形外科協会によると、2011年の美容整形手術の上位4種類は脂肪吸引、豊胸、乳房形成、腹部形成で、5位は瞼、6位は鼻の整形だそうです(上位4種類で全体の64.77%を占めるとか)。ちなみにリオのカーニバルでもダンサーの多くが胸やお尻を整形していると言われています。2014年のカーニバルでは、あるチームが豊胸手術をしていないダンサーを募集して話題になったくらいです。