[トリビア11]

働く女性は、ほとんど家事をしない。

[解説]
比較的裕福な家庭では、家の掃除や料理を家政婦に任せることが一般的なブラジル。働く女性が多い都市部では、結婚して親元を離れ、旦那さんと小さなアパート暮らしになっても、家政婦やベビーシッターを雇うケースが非常に多いようです。結婚して家に入る、という考えは到底なく、以前の日本の家庭に見られたような男尊女卑的空気は皆無です。子供ができても外出時はオシャレを忘れず、女らしさのアピールは怠りません。


[トリビア12]

出産のほとんどは帝王切開である。

[解説]
出産は帝王切開が常識で、そのため、手術予定日が我が子の誕生日となります。痛いことはイヤ!というブラジル人女性の言い分もありますが、時間をかけて病院で自然分娩させるより、麻酔をして手術したほうが手っ取り早いし、手術費を請求できるという病院側の都合があるとも言われています。近年では帝王切開に疑問を呈し、自然分娩を推進する自然派インテリ女性が登場、話題になっています。


[トリビア13]

サンパウロではフェイジョアーダを食べる日は、水曜と土曜の昼と決まっている。

[解説]
ブラジルの国民食ともいわれるフェイジョアーダ。フェイジョアーダは黒豆と牛肉、豚肉(足や耳やしっぽ)などを一緒に煮込んだもので、ご飯と一緒に食べます。サンパウロでは、水曜・土曜の昼に食べる習慣があり、地元レストランでも水曜・土曜しかメニューに並びません。その理由は、「リオのホテルが始めた」「起源といわれる南欧の煮込み料理は、毎週土曜に食べた」など諸説あります。とはいっても、特別に毎日提供するフェイジョアーダ専門店も市内に数店ありますので、旅行で水曜・土曜の調整がつかない方は、専門店に駆け込むこともアリですね。
The Trivia of“Brasil” 30.
——あっと驚くブラジルのトリビアたち(前編)
ブラジルの国民食です


[トリビア14]

サンパウロでは、牛丼の静かなブームが起きていた。

[解説]
好景気に伴い、庶民の外食頻度も格段に高くなりました。日本の某大手牛丼チェーンも商機を逃すまいとサンパウロに進出し、2014年4月時点で市内8店舗にまで拡大、日系人だけではなく、普通のブラジル人が多く活動するエリアにも堂々オープンしています。牛丼の登場で、寿司・刺身を中心にしていた日本食のイメージもさらに豊かになったのではないでしょうか。


[トリビア15]

ブラジルでは、インスタントラーメンを”miojo(ミョージョー)”と呼ぶ。

[解説]
世界ラーメン協会(WWW)の2012年調査によると、ブラジルのインスタントラーメン消費量は世界10位。そんなブラジルで初めてインスタントラーメンが発売されたのは1965年ごろで、“miojo(ミョージョー)”ブランドのものでした。以降この名前が浸透、今でもインスタントラーメンのことを“ミョージョー”と呼ぶ人が多くいます。ちなみにこのブランドの主は、日本の有名な企業とは無関係の台湾系企業でした。
The Trivia of“Brasil” 30.
——あっと驚くブラジルのトリビアたち(前編)
ブラジルはインスタントラーメン大国。シェアのトップは日系企業。


[監修者プロフィール]
麻生雅人
あそう・まさと/ブラジル文化紹介、文筆、TV・ラジオ番組、ブラジル関連催事企画監修、編集、音楽選曲など。2001年以来、年に数回渡伯してブラジル各地の文化、伝統芸能などを調査している。「Mega Brasil」(http://megabrasil.jp/)編集長

山本綾子
やまもと・あやこ/フリーライター。お茶の水女子大学(生活文化学)、日本貿易振興機構(JETRO)を経て、2008年よりサンパウロ⇒ベレン在住。ブラジル文化に関する執筆、企業向けブラジル市場調査などを行う。ブログ http://ayako77.blog99.fc2.com/