[トリビア18]

ベートーベンが愛用したトルコ式ミルをドイツでは「ベートーベン・ミル」という。

[解説]

古くから多くのアーティストたちに愛飲されてきたコーヒー。18世紀から19世紀にかけて活躍したドイツ人音楽家たちの中にもコーヒー愛好家として知られる者が多いが、たとえばバッハは、コーヒーへの思いを歌劇『コーヒー・カンターター』の中で「コーヒーは1,000のキスよりも甘い」と綴っている。またベートーベンは毎日60粒の豆をトルコ式ミルで挽き、コーヒーを楽しんだと言われるほどのコーヒー好きで、そのため彼が使ったタイプのトルコ式ミルをドイツではベートーベン・ミルと呼ぶことがある。


[トリビア19]

10月1日はコーヒーの日と定められている。

[解説]

国際コーヒー協定は10月から翌年9月までを一つの年度と定め、その収穫時期によってコーヒー豆を、ニュー・クロップ(新もの)、カレント・クロップ(当年もの)、パスト・クロップ(前年度産の豆)、オールド・クロップ(2年以上経過した豆)に分けて取引を行っている。1983年、全日本コーヒー協会はこのことにちなみ、コーヒーの新年度が始まる10月1日をコーヒーの日と定めた。


[トリビア20]

カレーやシチューの隠し味としてコーヒーは最適。

[解説]

コーヒーがさまざまな料理の隠し味になるのは、料理好きな人たちの間ではちょっとした常識。なかでもカレーやビーフシチューの隠し味としてコーヒーは最適だ。それぞれ1人前に対して小さじ1杯ほどのインスタント・コーヒーを加えると、カレーやビーフシチューのコクが増すのでぜひお試しを。ちなみにクリームシチューなら、コーヒーフレッシュもコクを引き出す隠し味になる。


[トリビア21]

コーヒーのかすを冷蔵庫に入れると脱臭剤になる。

[解説]

コーヒーを抽出した後に出るかすには非常に優れた脱臭効果がある。使用済みのコーヒーかすをそのまま冷蔵庫などに置いても脱臭効果はあるが、陽の当たる場所に1日置いて乾燥させると、さまざまな場所で使用できる脱臭剤になる。通気性のある布などで包んで靴箱やトイレに置けば、市販の脱臭剤に匹敵するような効果を発揮する。理由はコーヒーかすの表面が臭いを吸着しやすいため。


[トリビア22]

一度開封したコーヒーは冷蔵庫で保存する。

[解説]

コーヒーかすが臭いを吸着しやすいのと同様に、コーヒー豆や粉自体も臭いや湿気を吸着しやすい。一度開封したコーヒーは必ず容器にいれるなど密閉して、冷蔵庫の中で保存するのがいい。ただし密閉しないと冷蔵庫内の他の食品の臭いなどが移ることもあるので気をつけて。長期の保存を必要とする場合は冷凍庫で保存したほうがいいだろう。


[トリビア23]

コーヒーのかすを布にくるんで使うと磨き粉になる。

[解説]

コーヒーのかすを布にくるんで靴箱に置けば、脱臭剤となるだけでなく、靴磨きにもなる。コーヒーの油分が革靴をぴかぴかにするからだ。同様に金属磨きにも使えるので、お手元のアクセサリーなどをぴかぴかにしたい時はぜひ。


[トリビア24]

コーヒーの活性作用は植物の肥料になる。

[解説]

焙煎したコーヒーのかすは活性炭と似たような状態にある。そのため臭いを吸着し脱臭効果を発揮するのだが、その活性作用は微生物の生育を促進するので、肥料としても使用できる。乾かして土に混ぜるだけでなく、臭いのある肥料と一緒に発酵させれば、その臭いを脱臭した肥料としてより効果を発揮する。


[トリビア25]

コーヒーは薬として飲まれていた。

[解説]

コーヒーに関して記述された文献の中で最も古いものは、9世紀のアラビアでアル・ラーズィが残したもの。医師としての顔を持つアル・ラーズィは自らの著作の中で、コーヒー豆の煮汁である「バンカム」に触れ「陽気でさっぱりとしたもので胃に非常によい」と書き残した。当時の人々はコーヒーを胃薬として用いていたのだ。



出典:『コーヒー事典』(保育社)、『コーヒーが廻り世界史が廻る‐近代市民社会の黒い血液』(中公新書)、『コーヒーの真実‐世界中を虜にした嗜好品の歴史と現在』(白揚社)
(*)ジョージアHP http://www.georgia.jp/