文=テッド・ライアン(コカ・コーラカンパニー ヘリテージ・コミュニケーション部門ディレクター)


「忘れられない一夜」


先日、高名な「クラブ33」の会員限定プレゼンテーションが、カリフォルニアのディズニーランドで行われました。それはザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーザ コカ・コーラカンパニーの長年(72年)にわたるパートナーシップに焦点を当てたもので、同時に、2015年に予定しているコカ・コーラのコンツアーボトルの誕生100周年イベントのプレビューも兼ねていました。
Celebrating Coke’s 72-Year History With Disney
「クラブ33」で祝うディズニー&コカ・コーラのパートナーシップ72周年
コカ・コーラカンパニー ヘリテージ・コミュニケーション部門ディレクターの
テッド・ライアン氏

私は長年にわたり、コカ・コーラのヒストリーについて講演してきましたが、今回のプレゼンテーションは間違いなく忘れられないものとなることでしょう。なぜなら、その夜のすべてのプログラムが会員にとって「スペシャル」なものになるように仕立てられており、実際に素晴らしい出来栄えだったからです。


会場の「クラブ33」とは?


舞台となった「クラブ33」のことをご存知ない方のために、簡単にこの場所が生まれることになった経緯を説明しましょう。1964年、ウォルト・ディズニーは世界博覧会の各パビリオンに設置された数々の素晴らしいVIPラウンジを訪れました。これらのラウンジに感銘を受けた彼は、ディズニーランドの中にもVIPエリアを開発することを決断します。そして、ウォルトと妻リリアンは、著名な室内装飾家エミール・クーリと共に、VIPエリアの装飾をフランス風にすることを目指してニューオーリンズに行きました。装飾に使用する多数のアンティークを選ぶために、です。クラブは最終的にディズニーランドのロイヤルストリート33番地に設置されますが、これがクラブ33の名前の由来になっています。

クラブ33は、ウォルトが亡くなった数か月後の1967年6月に(カリフォルニアのディズニーランドに)オープンしました。ここは会員制のクラブであり、利用可能なのは正会員に限定されています。


コカ・コーラ社製品に因んだ特別メニューの中身


クラブ33(現在改装中)では、スタッフたちによるスペシャルイベントが頻繁に開催されており、会員は、ワクワクするような、通常とは違った趣のディズニー体験を味わえます。また、このクラブのダイニングは、ディズニーランド内で最高級。その実力は、今回のプレゼンテーションでも遺憾なく発揮されました。たとえば、シェフのマーセル・セント・ピエールは、ザ コカ・コーラカンパニーのブランドから着想を得た魅力的なメニューを考え出しました。その中の2品、『チェリーコークの照り焼きベイビー・バック・リブ』と『コカ・コーラのリブ・アイ・マリネ』は、私のお気に入りです! 
Celebrating Coke’s 72-Year History With Disney
「クラブ33」で祝うディズニー&コカ・コーラのパートナーシップ72周年
シェフのマーセル・セント・ピエールは、
ザ コカ・コーラカンパニーのブランドから着想を得た
魅力的なメニューを次々に考え出した

創意工夫に富んだメニューをさらに引き立てたのは、マシュー・エリンソンブライアン・ヴァン・アンバーがつくり上げた料理にピッタリ合うカクテル。そして「クラブ33の夕べ」のハイライトは、バークスのルートビア風味のポップコーンを添えたコカ・コーラ味のロリポップでした!

Celebrating Coke’s 72-Year History With Disney
「クラブ33」で祝うディズニー&コカ・コーラのパートナーシップ72周年
ヘリテージ部門は2つの展示会を企画、
展示物をディズニーランド内に運び込んだ

今回のプレゼンテーションでは、アーカイブチームのジャスティン・フレッチャーが2つの展示を企画、作品をディズニーランド内の「ステーキハウス55」に設置しました。もう一方の展示企画ではコンツアーボトルの歴史に焦点を当て、世界で最も有名なパッケージ=コンツアーボトルの素晴らしいアート工芸的一面を伝えました。もう一つの展示物はコカ・コーラディズニーの特別な関係に焦点を当ててセレクトされたもので、1942年から1944年にかけてザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーが制作した、『ラテン・アメリカの旅』(1942年)と『三人の騎士』(1944年)のキャラクターを使ったオリジナルアート作品4点が展示されました。これらの作品はザ コカ・コーラカンパニーの社外で展示されたことがなかったもので、まさにクラブ33の会員は「スペシャル」な待遇を受けられたのです。


初めて見たお宝資料


コンツアーボトル誕生前の直線的なボトルがどのような形状であったか、また、その形状故に他のブランドがコカ・コーラ製品を真似るのが如何に容易だったのかを会員の皆さんに理解いただくために、私は、現物を回覧しながらコンツアーボトルの開発に関する概要を説明しました。その後、ディズニー・アーカイブ管理者ベッキー・クリーンも加わって、素晴らしいお話はもちろん、何十年ものパートナーシップがあったからこそ蓄積できた、滅多に見る機会のない資産をも公開してくださいました(そこでベッキーは、1942年に提案した映画のジョイントベンチャーの台本サンプルを展示したのです)。私にとって、コカ・コーラについての新たな資料に触れられることはいつでもエキサイティングなことです。ベッキーは、まさにその喜びを与えてくれる人だったのです。
Celebrating Coke’s 72-Year History With Disney
「クラブ33」で祝うディズニー&コカ・コーラのパートナーシップ72周年
コカ・コーラの代名詞「コンツアーボトル」誕生前の
直線的なボトルが、参加者たちの間で回覧された

このプレゼンテーションは、ザ コカ・コーラカンパニーウォルト・ディズニーの72年におよぶパートナーシップを祝う、それはそれは素晴らしいものでした。いうまでもなく最後は、盛大な乾杯で締めくくられたのでした!