文=ローラ・ランダル

■思い出の「コカ・コーラ」で祝う結婚式

新婚のチェルシー・ドゥーブラーにとって、地元のドライブインで彼氏のダニエルバニラコークをシェアした放課後の時間は、高校時代のスウィートな思い出です。

高校を卒業してから数年後に結婚を決めた2人。結婚式の会場には、2人のデートスポットからほど近い、ヴァージニア州アルタヴィスタにある歴史博物館を選びました。そして、アメリカの昔ながらの田舎町をイメージソースにした演出を考えていくうちに、自然と「コカ・コーラ」というテーマにたどり着いたといいます。

チェルシーはもともと「コカ・コーラ」の大ファンです。「私にとって定番の飲み物ですし、『コカ・コーラ』が掲げる“人々にハピネスを届ける”というモットーも大好きです」と彼女は語ります。

2012年の夏、結婚式の日がいよいよ近づいてきました。チェルシーは母親のリンダと一緒に「コカ・コーラ」ボトルのキャップを集め、会場を彩るヒマワリの装飾やパーティ用のブートニエール(男性のボタン穴に飾る花)に、それらを織り込んでもらいました。そして、引き出物には、クラシックな「コカ・コーラ」のグラスを準備しました。

2人は結婚式のテーマカラーとして「コカ・コーラ」を象徴する赤色を選択し、テーブルクロス、新郎のネクタイ、花婿付添人のサスペンダーなど、さまざまな所に赤色を取り入れました。花嫁付添人は、赤地に炭酸の泡を連想させる白の水玉模様が入ったドレスを着て、遊び心のある演出をしました。

「アメリカの古き良き時代を思い起こさせるようなビンテージ風の小道具を使った演出は、素晴らしいアイディアでした」とチェルシーは語ります。

Slide show:チェルシーとダニエルの結婚式 ※写真下の〇をクリックしていただくと、次の写真をご覧いただけます。






■結婚式と「コカ・コーラ」の関係の歴史を紐解く

Pinterest(ピンタレスト)などのSNSには、「コカ・コーラ」のモチーフを結婚式に取り入れるための独創的なアイディアがあふれています。しかしこのコンセプトの歴史は、実をいうと1900年代の初頭にまでさかのぼります。ザ コカ・コーラ カンパニー(米国本社)でアーカイブを担当するテッド・ライアンは、当時の広告キャンペーンには、友人や家族らが集うお祝いの場に寄り添う「コカ・コーラ」の姿があったと解説します。

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ハピネスあふれる「コカ・コーラ」スタイルの結婚式
Throwing a Coke-Themed Wedding
1939年、女性向け雑誌『レディース・ホーム・ジャーナル』に掲載された「コカ・コーラ」の広告

1939年の女性向け雑誌『レディース・ホーム・ジャーナル』には、ティアラをつけて花束を抱えた花嫁が、「コカ・コーラ」をボトルで飲もうとしている姿を描いた広告が掲載されています。そして絵の上には、「『コカ・コーラ』を飲んでさわやかなひと時を!」 というメッセージが添えられています。また、1950~1960年代のカレンダーでは、伝統的なウェディングドレス姿で微笑む花嫁が披露宴で「コカ・コーラ」ボトルを受け取るシーンが描かれています。

「人々が集まるあらゆる場所で、自然に『コカ・コーラ』が受け入れられるからこそ、このような広告が成り立つのだと言えます」とライアンは説明します。


■「コカ・コーラ」を使った演出の数々

コカ・コーラ」スタイルの演出を取り入れるカップルの多くは、ビンテージ風の小道具を使った演出を希望するようです。

たとえば、ミネソタ州ミネアポリス在住のウェディングプランナー、カーリ・ウォーウィックのおすすめアイテムは、かつて「コカ・コーラ」ボトルの運搬に使われていた古い木箱です。この木箱に花や観葉植物を入れれば素敵なセンターピースになりますし、参列者のプレースカードホルダーとして使うこともできます。他にも、ドリンクバーでコーラフロートを自作できるようにしたり、ガラスの「コカ・コーラ」ボトルの首に赤白の飾り紐を蝶結びにして、ゲストへのプレゼントにするのも、手軽にできる楽しい演出です。

コカ・コーラ」を象徴する赤色を起点に、発想を広げていく方法もあります。南アフリカ発の結婚情報サイトでは、「コカ・コーラ」を象徴する赤と白の色使いで自由に遊んでみることをすすめています。「この明るく楽しい色の組み合わせには、花やデザート(チェリーやキャンディなど)、会場装飾(リボンや提灯)などに活用できる可能性が、無限に広がっています」とこのブログには書かれています。