■アートから、工芸、建築デザイン、水族館まで!? この秋おすすめの展覧会ベスト8!

建築以外のジャンルからインスピレーションを得ることが多い私は、展覧会にもよく足を運びます。お散歩エリアの次は、私の興味が反映された展覧会ベスト8をジャンル別にご紹介しましょう。芸術鑑賞をセットにすると、街歩きが一層楽しくなりますよ。

[アート]
フランスでは、コレクションを見に美術館へ出かけることが多かったですが、日本では面白いテーマの企画展を楽しむことが多いですね。アートを通じて歴史を知ることができる展覧会も興味深いです。
おすすめ展覧会その1/ニキ・ド・サンファル
建築家・デザイナーのエマニュエル・ムホーさんがナビゲート。
“心がカラフルになる”東京散歩&展覧会

ニキ・ド・サンファル《小さなナナ・メゾン(クラリス)》 1968年頃
Yoko増田静江コレクション/撮影:黒岩雅志/© 2015 NCAF, All rights reserved.

戦後美術を代表する作家の一人、ニキ・ド・サンファルの大回顧展です。1961年に発表した「射撃絵画」で一躍有名になってから、社会における女性のあり方を主題にした彫刻や絵画を数多く制作し続けたニキの作品世界を、約151点によって紹介しています。昨年パリで開催された回顧展には約60万人が来場したという、今あらためて注目すべきアーティストです。
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
会期:2015年9月18日(金)〜12月14日(月)
詳細はこちら→http://www.niki2015.jp/


おすすめ展覧会その2/浮世絵から写真へ−視覚の文明開化−
建築家・デザイナーのエマニュエル・ムホーさんがナビゲート。
“心がカラフルになる”東京散歩&展覧会

右:歌川国貞(3 代豊国)・2 代歌川国久江戸名所百人美女 両国はし」 錦絵 1857 年(安政4) 江戸東京博物館蔵【前期展示:後期は同シリーズの別作品を展示】
左:小川一眞凌雲閣百美人」小と代 写真(鶏卵紙に彩色) 1891 年(明治24) 江戸東京博物館蔵

浮世絵をはじめとする絵と、新しい技術として日本に渡来した写真は、幕末から明治初期にかけて影響しあい、多彩な表現を生み出しました。浮世絵と写真の意外な共通点やバトル、写真そっくりにしたり、彩色したりする不思議な絵画など、メディアが移り変わる時期だからこそ生まれた文化が垣間見えるユニークな展覧会です。
会場:江戸東京博物館(東京・両国)
会期:2015年10月10日(土)〜12月6日(日)
詳細はこちら→https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/3804/%E3%80%8C%E7%B5%B5%E7%94%BB%E3%81%A8%E5...


[工芸]
日本に来てからは、とくに職人技が光る工芸に興味が湧いています。人間国宝の方の作品もよく見ますし、香水瓶や宝石などのプロダクトからも刺激を受けます。そのような展覧会は意外にデパートで開催しているので、買い物ついでに立ち寄ることが多いですね。

おすすめ展覧会その3/アート オブ ブルガリ 130 年にわたるイタリアの美の至宝
建築家・デザイナーのエマニュエル・ムホーさんがナビゲート。
“心がカラフルになる”東京散歩&展覧会

右:ソートワール(プラチナ、サファイア、ダイヤモンド)1969年 エリザベス・テイラー コレクション
左:「セルペンティ」 ブレスレットウォッチ(ゴールド、エナメル、ダイヤモンド)1970年頃

イタリアが世界に誇るハイジュエラー「ブルガリ」の、130年を超える歴史を持つコレクションの中から、希少なアーカイブピース(約250ピース)を展示。古代ローマや極東アジア、日本に影響を受けた造形のジュエリーなど、アートとしてのジュエリーに迫ります。女優エリザベス・テイラーのコレクションも要チェックです。
会場:東京国立博物館 表慶館(東京・上野)
会期:2015年9月8日(火)〜11月29日(日)
詳細はこちら→http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1733#info


おすすめ展覧会その4/香水瓶の世紀-後期 ルネ・ラリック 幻視のファンタジー-
建築家・デザイナーのエマニュエル・ムホーさんがナビゲート。
“心がカラフルになる”東京散歩&展覧会

右:ウォルト社『dans la nuit(夜 に)』の香水瓶、1924年以降、ルネ・ラリック作
左:メゾン・ラリックの香水瓶『BOUCHON TROIS HIRONDELLES(三羽のツバメ)』、1920年、ルネ・ラリック

19世紀末から現代までのおよそ100年間につくられた香水瓶、約200点による展覧会。現在開催中の後期展示では、幻想的な叙情に満ちたルネ・ラリックの作品を中心に紹介します。アール・ヌーヴォーから現代に至るまで、豊かなイメージを喚起する香水瓶は、見るだけでもうっとりするものばかり。
会場:資生堂アートハウス(静岡・掛川)
会期:10月2日(金)~12月13日(日)
詳細はこちら→https://www.shiseidogroup.jp/art-house/exhibit/project.html