クリスマスの楽しみ方。ミーシャ・ジャネットさんの場合

「日本のクリスマスは本当に変わっています。私のブログで日本とアメリカのクリスマスの違いについて書いたら、すごく反響がありました」
そう話すのは、ファッションブロガーにしてスタイリストのミーシャ・ジャネットさん。アメリカのワシントン州出身の彼女は、高校生のときに留学生として初来日。以来、日本のクリスマスには驚かされてばかりだそうです。
How to enjoy Christmas in Japan
日本通の外国人4人に聞きました!
「日本のクリスマスの楽しみ方、教えてください
ミーシャさん

「私がアメリカにいた頃に思い描いていた東京のクリスマスといえば、どこかの雑誌で見た銀座の光景でした。シャネルのビルに植えられた巨大なクリスマスツリーがキレイで、なんてオシャレな街なんだろうと思ったんです。それは今でも素敵だし、外国の人にもぜひ見てほしい。でも実際に私がこれまで過ごしてきたほとんどの日本のクリスマスは、フライドチキンとストロベリーのショートケーキをテーブルに並べて、テレビの音楽番組を観ることだったんです」

アメリカでは、フライドチキンもケーキも食べない!

ミーシャさんによると、フライドチキン発祥の地であるアメリカでも、フライドチキンをクリスマスに食べることはないとか。また、ケーキもパイが主流なのだそうです。そうしたことをブログにまとめたら、海外からも「面白い!」「同じクリスマスとは思えない」という反応が多数寄せられました。
「でも『郷に入っては郷に従え』じゃないですが、せっかく日本で暮らしているのだから、日本流のクリスマスを思い切り楽しんでみようと思ったんです。アメリカでもニューヨークのロックフェラーセンターなどでは、商業的にライトアップされたイルミネーションが名物になっています。だから伝統的なクリスマスを過ごさないことは悪いことじゃないし、そこから日本独自の文化が生まれたりすると思う」

日本の独特なクリスマス文化を、もっと海外に発信した方がいい

さらにミーシャさんは続けます。
「むしろ日本人はピュア過ぎて、誰かに『本当のクリスマスはこれをする日なんだ』と言われたら、納得してその通りに行動しちゃう。いっそのこと、変わった文化を『これが日本のクリスマスです!』と海外に向けて打ち出したほうが、外国人からも面白がられるのでは?」
また、ミーシャさんは、日本男子のファッションについてどうしても気になることがあるそうです。
「クリスマスの季節になると着ている人が多いんですけど、トナカイとか雪とか冬っぽい柄の絵がのせられたセーター。あれ、すっごいダサい(笑)。もともとはアメカジのひとつとして広まったものだと思うけど、アメリカ人はあえてダサいものを着ている。それはジョークだったり、オシャレ上級者の着こなしだったりするんですよ。でも、日本の男の子は普通に普段着のひとつとして着ていますよね。
最初に見たときは本当に衝撃で、日本のクリスマスで一番びっくりしたことかもしれない(笑)。ただ、そうやって涼しい顔をしながらダサいものを着ている感じが、最近は一周まわってオシャレに見えてきたから不思議です。そういう意味では、東京はやっぱりオシャレ最先端の街なのかも。自分が着られるかと聞かれれば、最先端過ぎて無理ですけど(笑)」

クリスマスといえば、コカ・コーラ

実はミーシャさんは、クリスマスといえばコカ・コーラを思い出すことが多いとか。アメリカで過ごしていた子供の頃からコカ・コーラのグッズを集めるのが好きで、特にクリスマスをモチーフにしたものをコレクションしています。
コカ・コーラのクリスマスキャンペーンはアメリカでも有名ですよ。私はコンツアーボトルのクリスマスバージョンを集めるのが好きでしたね。クリスマス期間だけ特別な絵柄になるんですけど、それが毎年違うんです。あれが発売されるようになると、今年もクリスマスが来たなって気分になりましたね」
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<プロフィール>
ミーシャ・ジャネット/1983年アメリカ・ワシントン州生まれ。高校生のときに交換留学生として初めて来日。日本のカルチャーやファッションの魅力に目覚めた結果、アメリカの大学を辞めて2004年に再び来日。文化服装学院スタイリスト科に進学。在学中からスタイリストとして活動するかたわら、自身のブログ「東京ファッションダイアリー」が人気となり、日本におけるファッションブロガーの第一人者として注目される。現在はファッションジャーナリスト、ファッションプロデューサーなど、様々な肩書きで活躍。
http://www.tokyofashiondiaries.com/