人生の中にハッピーなシーンはいくつもありますが、
ウエディングは、新郎も新婦も、ゲストに招かれた男性も女性も、
最高にハッピーな瞬間! そして今は、ジューン・ブライドの6月!
ということで、今どきのハッピーなウエディング事情について、
そして、それらの共通点について、
みなさまにハピネスを届ける『Coca-Cola Journey』がリサーチしてみました。

文=小山田裕哉


■結婚式は新郎新婦だけが楽しむ場所じゃなく、ゲストをもてなす場所

まずお話をうかがったのは、フリーランスのウエディングプランナーとして、これまでに数多くのウエディングをプロデュースしてきた、小林美月さん(KUREHA WEDDING)。

長年ウエディング業界に関わってきた小林さんによると、「最近は『豪華なウエディングをしたい』という人は減っていて、それよりも、『ウエディングという機会で、日頃お世話になっている家族や友人に“おもてなし”をしたい』という人が増えている」とか。

そのような変化を表しているのが、小林さんがプロデュースした「巨大スプーンによる、ケーキのファーストバイト」です。


Happy Wedding!!
今どきのステキ結婚式に共通する3つのこと
スプーンのサイズは1メートル近くあり、登場した瞬間に会場は盛り上がる

ウエディングレセプション(披露宴)に参加したことのある人なら一度は見たことがあるだろうファーストバイト。お馴染みのケーキカットのあとに新郎新婦が互いにケーキを食べさせ合う演出で、欧米では古くから行われてきた風習として知られています。

新郎が新婦にケーキを食べさせる場合は「一生食べるものに困らせないよ」という意味があり、反対に、新婦が新郎に食べさせる場合は「一生おいしいものをつくってあげる」という意味が込められています。

その新婦が新郎に食べさせる際に、「スプーンをひと口では頬張りきれないほど大きくして、新郎を困らせる」というサプライズ演出も、微笑ましいウエディングの定番です。

しかし、小林さんがプロデュースした「巨大スプーン」の演出では、食べきれないどころか、1メートル近くもあるビックなスプーンを使用します。

「ウエディングレセプションといえば『泣ける』演出が主流でしたが、数年前から、参加したゲストも笑って楽しめる演出を求めるカップルが増えてきたんですね。そして、できればお金もかけ過ぎたくない。そういう事情もあって、2年ぐらい前にこの巨大スプーンの演出を始めました。

スプーンが登場すると、新郎だけじゃなく、ゲストも驚き、会場に一体感が生まれます。このスプーン1本で、みんながハッピーになれるんですね」

実際にこうした演出を求めるカップルは多く、小林さんが初めてプロデュースしたウエディングレセプションの模様をブログで紹介したところ、全国から問い合わせがありました。今では週に5本の巨大スプーンが、各地のウエディングへレンタルされています。

「今どきのカップルがいちばん大切にしているのは、『いかにみんなで盛り上がることができるか』なんです。新郎新婦2人のハッピーをみんなで祝う、というかたちから、新郎新婦がゲストをもてなす場に変わってきていると感じますね。巨大スプーンは、そのための“ちょっとした工夫”です」

その“ちょっとした工夫”は巨大スプーンだけではありません。新郎が野球場の売り子のようにビールサーバーを背負って挨拶に回ったり、Pinterestピンタレスト)やInstagramインスタグラム)といったSNSのウエディング画像を参考に、自ら会場に飾り付けをしたりと、さまざまなアイデアでゲストにもウエディングを楽しんでもらおうとしています。