7月25日、日本コカ・コーラは東京都渋谷区の新社屋に移転。
さっそく『Coca-Cola Journey』編集部は、
人気ブロガーのはあちゅうさんと、
大人の旅の情報マガジン『Lovetabi』を運営するRemiさんと一緒に、
新社屋をくまなくチェックしてきました。
「元会社員」のお二人の目に、新社屋は、どのような「職場」に映ったのでしょうか……?
ちなみに、上記画像の「Coca-Cola」のロゴは、王冠で作成されています。


文=崎谷実穂
写真=森本洋輔


■全世界のコカ・コーラ社社屋中、環境性能ナンバーワン!

ビルは「コカ・コーラ」のジョージア・グリーンのガラス色(写真提供:日本コカ・コーラ


エントランスで二人を出迎えたのは、今回の新社屋設計プロジェクトの責任者である日本コカ・コーライアン・ハフさん。夏真っ盛りのツアーには水分補給が大切! ということで、まずはずらりと並んだコカ・コーラ社製品から好きなものを選びます。Remiさんは「コカ・コーラ」のコンツアーボトル(グラスボトル)を、はあちゅうさんは「からだすこやか茶W」をチョイス。さあ、準備が整ったところで、新社屋ツアーの始まり、始まり……

写真左から、日本コカ・コーラ イアン・ハフさん、はあちゅうさん、Remiさん


……と思ったら、いきなりイアンさんが立ち止まりました。「いま立っている場所の床を見てください!」と、イアンさん。二人はすぐさま、足下に視線を向けます。んっ? 白い床の中に埋め込まれているのは、薄緑色(ジョージア・グリーン)のガラス? 

「これ、もしかして私がさっき飲んでいた『コカ・コーラ』のボトルですか?」と、すかさずRemiさんが質問しました。するとイアンさん、にこりと笑いながら答えます。

「そうなんです、この新社屋の床には1,760本の『コカ・コーラ』のコンツアーボトル(ガラスボトル)が素材として使われています。ボトルを利用しているのは、デザイン表現のためだけではありません。ボトルのリサイクル利用の意味合いも兼ねているんです」(イアンさん)

輪切りにしたコンツアーボトルと、破砕したコンツアーボトルが埋め込まれたエントランスの床


さらに、イアンさんは続けます。

「この新社屋は、LEED(*)という、世界中で採用されている建物と敷地利用の環境性能評価システムで、最高評価を取得できる見通しなんです。もし認証されれば、それは全世界のコカ・コーラ社社屋でも初の快挙となります」(イアンさん)


■とにかくかわいい「サイン」たち

さて、床にクギ付けになっていた視線を上げて、いざ前進です。エントランスから奥に入っていくと、左手の洗面所と思われるサインに目が留まります。そのサインをよく見ると……。「あ、男性用のマークが『コカ・コーラ』のボトルを逆さまにした形になってるんだ!」と、はあちゅうさん。Remiさんも、「見て見て! 身体障がい者用のマークも、車いすに乗った人がさりげなくボトルを持ってるよ」と大はしゃぎ。 

トイレのサインにまで、「コカ・コーラ」らしい工夫

(写真提供:日本コカ・コーラ


実を言うと、新社屋内にはそこかしこに「隠しボトル」がデザインされています。その意図を、イアンさんは「ちょっとしたところで、ふふっと笑えるポイントをつくろうと思ったんです。見つけたら、1日ハッピーな気持ちになれるでしょう?」と、説明します。

照明は化粧をしやすい照度に、洗面台は通常より広く、手を洗いやすい高さに設置するなど、洗面所にはさまざまな工夫が施されています。

その他にも、エレベーターのドアの上部に歴代コカ・コーラ社長の名言が書かれていたり、壁の中に「コカ・コーラ」ボトルの王冠が埋め込まれていたりと、少し歩くだけでいろいろな発見があります。

ドンドン進んで、コンツアーボトルを模した木製のパネルがずらっと並んだエレベーターホールにやって来ると、二人は「ここぞ撮影ポイント」と思ったのか、記念写真をパチリ。

「こんなにかわいいオフィスだったら、毎朝出勤するのが楽しみになるだろうな」と、Remiさんがはあちゅうさんに語りかけていました。


1枚だけ赤色の木製パネルが。こんなところにも遊び心が隠されています


米国グリーンビルディング協会(USGBC:US Green Building Council)が開発、および、運用を行っている建物と敷地利用についての環境性能評価システム。省エネと環境に配慮した建物・敷地利用を先導するシステムで、Leadership in Energy and Environmental Designと名付けられた。その頭文字をとり、LEED(リード)という名称で呼ばれている。


■上空から大きな「コカ・コーラ」ボトルが見える?

次は、エレベーターに乗って屋上に出られる7階へ! エレベーターを降りて少し歩くと、目の前に広がってきたのは開放感満点の別世界でした(芝生の緑が眩しい!)。んっ? よく見ると、芝生の真ん中にウッドデッキがあるようです。「これ、実は、ボトルから泡が出ているデザインになっているんですよ。今後更新されるGoogle Mapでは上空からの俯瞰写真で見ると、日本コカ・コーラの社屋とすぐ分かるようになる予定なんですよ。」とイアンさん。夜になると赤色LEDで下から照らされ、よりくっきりとコンツアーボトルの形が浮かび上がる仕掛けなのです。 

今後Google Mapで「コカ・コーラ」が見えるようになるそう! 楽しみですね!

(写真提供:日本コカ・コーラ


7階には他にも、会議室や充電ケーブルの差込口がある仕事用のカウンターなどがあります。「自席ではないところで仕事ができるスペースがあるのって、気分転換にもなるし、いいですよね。アイデアが出ないときなどに使いたいです」と、はあちゅうさんもベタ褒めでした。

屋上見学を終えた後は、エレベーターで地階へ……といきたいところですが、いやいや、やはり、健康のためにも階段で下りたいところ。そこはさすが、エコでヘルシーな新社屋です、7階から3階までは吹き抜けになっていて、ガラス張りの大きな窓を眺めながら階段で下ることもできるようです。社員が階段を使うことを促すためのつくりになっているのだとか。 

階段にもさんさんと日の光が差し込み、明るい雰囲気


せっせと階段を下り始めるやいなや、吹き抜けから階下を見下ろしたRemiさんから「各階、壁やカーペットの色が違うんですか?」という質問が飛んできました。すると、「これは、各製品のブランドカラーなんです」とイアンさんが説明してくれました。6階は「ファンタ」のオレンジ色、5階は「綾鷹」の緑色、4階は「アクエリアス」の水色、3階は「ジョージア」の青色と、それぞれのブランドカラーを基調にしてデザインされています。もちろん、社屋全体を通して使われているのは、「コカ・コーラ」の赤色です。 

ここは「ファンタ」カラーのフロア


2階まで下りてきたところで、ツアーは終了です。さっそく二人に感想を聞いてみました。

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