文=コカ・コーラ ジャーニー ブラジル


■空路1万6,000km、陸路2万kmの移動

2016年5月3日にスタートした、2016年 リオデジャネイロオリンピック(第31回オリンピック競技大会)の聖火リレー。この聖火がどのような旅をしてリオデジャネイロまで運ばれてくるのかを、ご存知ですか?

予定されている移動距離は空路1万6,000km、陸路2万km。ブラジル国内のすべての州と連邦直轄区を巡り、通過する都市の数は320以上にものぼります。さらにその移動手段は、熱気球やジップライン(木々の間に張られたワイヤーロープ)やハンググライダー、さらにはパドルボード、ロバ、蒸気機関車……などとさまざま。ブラジル国民を代表する1万2,000人のランナーが、南米初となる国内聖火リレーに参加し、聖なる炎を運んでくるのです。

聖火リレーにどれほどの人や物資が関わっているのか。その規模は、一般市民には想像もできないものかもしれません。実際、日々の運営の模様を知っている人は、ごくわずかです。今回は、聖火リレーの知られざる舞台裏と、日に日に盛り上がりを見せる、現地の模様をレポートします。




■町村部と都市部、それぞれの「聖火リレー」の愉しみ方

2016年 リオデジャネイロオリンピック組織委員会とコカ・コーラ ブラジルをはじめとするスポンサー各社から集まったスタッフは、総勢400人。彼らは乗用車やトラックのキャラバンを組んで聖火リレーに同行し、すべてのプログラムがスムーズに進行するようにきめこまかく対応しています。

リオデジャネイロから離れた小さな町の住民にとって、聖火リレーの実施は一生に一度の大イベントです。聖火の到着を待ち受けている間、町全体の機能がストップしてしまうことも珍しくはなく、中には休日を宣言して聖火の到着を祝う町さえあります。聖火が自分たちの町にあるという特別な時間を一秒も逃すまいと、住民たちは夢中で写真を撮ったり、地元のヒーローとなった聖火ランナーと併走したりと、“その瞬間”を存分に楽しんでいました。

2016年 リオデジャネイロオリンピック開催直前!
「聖火リレー」最新現地レポート

写真提供:コカ・コーラ ブラジル


一方、イベント慣れした大都市では、さすがに全市を挙げてのお祝いということにはなりませんが、人々の熱気は決して小さな町には劣りません。大会のアンバサダーがキンキンに冷えた「コカ・コーラ」やギフトを配って市民と交流したり、音楽を演奏したり、ゲームを開催したりして、市全体を盛り上げています。




■「コカ・コーラ」のトラック、現地で活躍中です

聖火ランナーは、決して楽な役目ではありません。選ばれたランナーたちは朝早くに集合してユニフォームを受け取ると、割り当てられた200mの区間を走るための指導を受けます。それから全員が2016年 リオデジャネイロオリンピックの公式バスに乗り込み、それぞれのスタート地点(きっちり正確に定められています)まで移動します。彼らはそこから、カメラのフラッシュと数分間の脚光を全身に浴びながら担当区間を走り、次のランナーに聖火を引き継ぎます。


動画:コカ・コーラ ブラジルの聖火リレーキャラバン

聖火リレーはスポンサーのトラックが先導します。トラックの役目は市民たちにエンターテインメントを提供すること。トラックに乗ったアンバサダーが歌や踊りを披露して、沿道の市民のお祭り気分を大いに盛り立て、軍のエスコートで聖火ランナーが登場すると、市民の盛り上がりは最高潮に達します(聖火の受け渡しは毎日100回以上も行われます)。担当区間を完走したランナーがバスに乗り込むと、火災を防ぐために聖火トーチに残った燃料は処理され、聖火トーチ自体も冷却されます。

2016年 リオデジャネイロオリンピック開催直前!
「聖火リレー」最新現地レポート

写真提供:コカ・コーラ ブラジル


聖火リレーは、1日に平均で1都市以上を通過します。80を超える都市では、聖火ランナーが通過するだけでなく、音楽や踊りで市民を楽しませるイベントが開かれます。コカ・コーラ ブラジルは、それらの都市に一般市民向けの交流スペースを設けています。そこでは、特別ギフトや飲料が配布され、ステージ上のDJが、聖火の到着に向けて市民を盛り上げます。

2016年 リオデジャネイロオリンピック聖火リレーのテーマソングは、ブラジルの歌手、ルイス・ゴンザーガの「A Vida do Viajante(旅人の人生)」。ペルナンブーコ州カルアル市で聖火ランナーを務めたフランシスコ・カンタレッリと軍の兵士たちがこの歌を歌う模様を映した動画は、SNS上で何百万回も再生され、大きな話題になりました。