節約、減量、そしてストレスフリーでハッピーに!
世界を席巻する「ラン通勤」

ロンドンのコカ・コーラ社に勤めるキャシー・ティレル=ナイツ
ロンドンのコカ・コーラ社でITマネジャーを務めるキャシー・ティレル=ナイツは、今年に入ってからラン通勤を取り入れるようになりました。日によっては、出勤時は職場までの6キロ強を走り、帰宅時は自転車や公共交通機関を使うようにしています。

「社内でも、ランニングや自転車で通勤する人を何人か知っています。ロンドンは歩行者にやさしい街で、ラン通勤をしやすい環境が整っています。市内は込み合っていますが、歩道の幅が広いし、裏道を活用して職場に向かうことも簡単にできます」とティレル=ナイツは言います。



■ 活発なライフスタイルを応援する会社だから、私は走る

一方で、ランニング中の持ち物の管理、ランニング後の着替えや汗対策といった問題点にランナーたちはどう対処しているのでしょうか?

ティレル=ナイツは、コカ・コーラ社のオフィスのシャワーやロッカーを活用しています。オーストラリアのシドニーで、コカ・コーラ社のブランドマネジャーを務めるダイノ・ボゾンも同様です。

ボゾンはこのように語ります。「コカ・コーラ社は活発なライフスタイルを熱心に後押ししており、私自身、走ることで生活のバランスを保つことができています。誰もが仕事を頑張っていますから、なかなか日常的に運動する時間を確保することが難しいのは事実です。ただ、走って出社した日には、私は明らかに機嫌が良く、エネルギーに満ちています。ラン通勤は、1日をキックスタートするのに本当に役立つんです」。

節約、減量、そしてストレスフリーでハッピーに!
世界を席巻する「ラン通勤」

ダイノ・ボゾン
ラン通勤の初心者が抱える疑問に答え、基本的なガイダンスを提供するために、ウォイダースキはブラジルのランニングネットワークであるCorridaamigaのシルヴィア・スタッチ・クルズと協力して、英語とポルトガル語のRunning as a Mode of Transportation: General Guidelines(『移動手段としてのランニング:基本ガイドライン』)を策定し、オンラインで公開しています。

ガイドラインにはこのような記載があります。「Corridaamigaの活動を通して、もっと多くの人が代替的な移動手段を試してくれることを願っています。そうすれば、生活は変えられるということを実感できることでしょう。このネットワークを立ち上げて以来、ブラジルの15都市で80人が自主的にラン通勤に取り組んでいます。また、およそ85人から最適なルート設定、街中を走る上での指導や情報共有など、ラン通勤を開始する上でのサポートの依頼を受けています」。

もちろん、大企業といえども、全ての職場にシャワーが備え付けられているわけではありません。ウォイダースキはシャワーを必要としない以下のような方法で、ラン通勤をしています。(1)朝家を出る前にシャワーを浴び、(2)職場に着いたら扇風機の前でクールダウンし、(3)赤ちゃん用のおしり拭きを使って頭と体を拭き、(4)仕事用の服に着替え、(5)洗面所で顔と頭を洗う。これはラン通勤者の間で一般的となっている対処方法ですが、Twitterのハッシュタグ#runcommuteでも各種事例やコツが紹介されています。


■ カンガルーを見ながらの通勤!?

同じくシドニー在住のケイト・リヴェットは、最近ラン通勤を始めたばかりです。交通渋滞でストレスを受ける代わりに、地元の国立公園を走り抜ければ、小さな滝が流れる天然林や手つかずの海岸、そしてもちろんカンガルーも(!)目にすることができると言います。

「ラン通勤をする日は、仕事に行くのが楽しくなります。寝坊して走れなかったときなどは、調子がいまいちだと感じてしまうくらいです」と彼女は語ります。

節約、減量、そしてストレスフリーでハッピーに!
世界を席巻する「ラン通勤」

週4日ラン通勤をしているシドニー在住のケイト・リヴェット


■ これが、ラン通勤に関する最新調査結果です

The Run Commuter(ウォイダースキが運営するラン通勤の情報サイト)は最近、ラン通勤の実態調査を行いました。調査には22カ国から145件の回答があり、主要な回答は以下のとおりです。
●  職場まで走る平均距離は3~7マイル(4.8~11.2キロ)です。
●  回答者の大半が、オフィスに衛生用品や予備の仕事服を用意しています。
●  回答者の3分の2以上が職場のシャワーを使っていますが、同じ比率の回答者が、シャワーの有無に関わらずラン通勤をするだろうと考えています。
●  ランニング以外で、最も好まれている移動手段は自転車(回答者の55%)です。