<心得その3:予算と収納スペースを事前に確保すること>
使えるお金と収納スペースの大小によって、コレクションの中身と規模はおのずと限られてきます。たとえば、自動販売機は思わず手に入れたくなる魅力的なアイテムですが、それを置けるようなスペースの余裕はありますか? コレクションの保管場所が棚なのか、小部屋なのか、はたまた一つのフロア丸ごとなのか……。収納スペースそのものが、コレクションの対象を決める一つの基準になるのです。10段の棚を「コカ・コーラ」ボトルでいっぱいにしたいのだとすれば、それを最終目標としてコレクションを始めると良いでしょう(ちなみにムーニーは、壁という壁が『コカ・コーラ』ボトルで埋め尽くされているコレクターの家を訪問したこともあるそうです)。

そして購入費用に充てられる予算を事前に検討しておくことも重要です。たとえば予算が限られているのなら、「コカ・コーラ」ボトルがおすすめ。「コカ・コーラ」ボトルはコレクションの対象として人気があり(ボトルは世界中で製造されているため、選択肢がたくさんあります。製造年が古いボトルには浮き彫りされた文字が記されており、新しいものには白い文字と意匠登録の日付が記されています)、比較的低コストで入手できるからです。

予算が大きく、もっと珍しく価値の高い「コカ・コーラ」ボトルを狙えるのなら、アンティークボトル(1900年~1920年に製造されたもの)が対象となるかもしれません。この時代のボトルの値段は300ドルを超すことが一般的なので、大半のコレクターはさらに分野を絞り込んで収集しています。
“いいね!”と言われる
「コカ・コーラ」グッズコレクターになるために必要な
4つの心得

ムーニー自身の肖像画が描かれたお宝アイテム、その名も「フィル・イン・ア・ボトル

<心得その4:オークションに参加してみること>
何を集めるにしても、できる限り保存状態の良いアイテムを入手することを心がけましょう。状態の悪いものは、コレクターの間ではグッズ本来の価値を保っているとはみなされません。

また、特に最初のうちは、購入の際に慎重になることが大切です。コレクションを拡大する目的でオークションに参加するときはワクワクするものですが、つい身の丈に合わない買い物をしてしまいがちです。ムーニーは、まずは何も買わずにオークションを何回か見学してみることをすすめています。そうすればオークションの仕組みを把握できるうえ、参加者がそれぞれどのような戦略を立てて入札しているかを分析する機会にもなるでしょう。実際に入札する前に、関連イベントに足を運んだり、eBayでリサーチしたり、オークションを見学してみるのが賢明なアプローチだと言えます。

以上4点が、ムーニーからのアドバイスです。さあ、世界中で何千人もの人々を虜にしてきた「コカ・コーラ」グッズの世界に、みなさんも足を踏み入れてみませんか?


■世界に一つだけのとっておきのボトル

最後に、ムーニーに自分のコレクションの中で特にお気に入りのものを尋ねたところ、彼は2本のボトルを挙げました。1本目は自ら「フィル・イン・ア・ボトル」と名付けた驚きのプレゼントです。中国で「コカ・コーラ」の125周年を祝う記念行事に出席したムーニーが、アトランタの本社に戻ってくると、中国人アーティストの手によってつくられたという「コカ・コーラ」ボトルが届いていました。そのボトルの内部にはなんと、ムーニーの肖像画が描かれていたのです。間違いなく、世界に1本だけの限定アイテムですね! このボトルについてムーニーは、「私が参加した行事に直接結びついている点で、特別な愛着を感じますね」と言っています。

もう1本のお気に入りは、コカ・コーラ社勤続35年を記念して会社からプレゼントされた「フェンウェイ・パーク・ボトル」です。ボストンで生まれ育ったムーニーは、レッドソックスの大ファン。コカ・コーラ社からのプレゼントは、折しも設立100周年を迎えたレッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークの記念ボトルでした。このボトルはレッドソックスの選手全員のサイン入りフレームに飾られています。

Slide show:スライドショー:コカ・コーラ社社員とコレクターが自慢のアイテムを紹介!


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