基本的な考え方

ザ コカ・コーラ カンパニーは、2020年までに水資源の持続可能性におけるグローバル・リー ダーとなることを目標に掲げています。製造過程における水使用量削減(Reduce リデュース)、製造過程で使用する水の循環(Recycle リサイクル)、地域の水源保護(Replenish リプレニッ シュ)の3つに取り組むことで、2020年までに全世界で製品および製造で使用した量と同等量の水を自然に還元することを目指してきました。日本においては2016年末に還元率が100%を超え、当初の予定から4年先行して、2020年の目標を達成しました。2017年にはこれをさらに推し進めた結果、還元率は241%にまで増加しました。日本のコカ・コーラシステムでは引き続き、この取り組みを継続・拡大していきます。

 

Reduce 水使用量削減

全国のコカ・コーラシステムの工場では、世界共通で導入している独自のマネジメントシステム「KORE(Coca-Cola Operating Requirements)」の厳しい品質基準を遵守しながら、製造時に使用する水の効率化を進めています。2017年の実績としては製造における水使用量1,794万㎥、排水量1,294万㎥となりました。
また、現在製品1Lを製造するのに平均3.76Lの水を使用していますが(2017年実績)、水使用効率はこの5年間で28.4%改善しました。今後も水の効率的利用、排水管理の取り組みを推進していきます。
水はお茶やコーヒーの抽出など製品そのものに使われるほか、容器やラインの洗浄・殺菌工程などで使用されますが、製造工程における水の使用量の管理を徹底するとともに、使用した水の循環利用も行っています。水使用量の削減を実現する施策の実施例として、北陸コカ・コーラプロダクツの砺波工場や北海道コカ・コーラプロダクツの札幌工場、みちのくコカ・コーラボトリングの花巻工場では「エレクトロン・ビーム」殺菌システムを導入しています。これにより、空PETボトルの殺菌工程で薬剤を使用せず、洗浄水の大幅な削減が可能となります。
また、コカ・コーラシステムの最先端の工場では、洗浄用の水や加熱用の水など、さまざまな工程で使われた水を、RO膜という特殊なフィルターに通して不純物を取り除くプロセスなどを通じて、洗浄・加熱用等に再利用しています。

 

Recycle 排水管理

コカ・コーラシステムの工場では、容器や設備の洗浄水、冷却水などの排水は、適正に処理した後に下水道や河川に放流しています。下水道に放流する工場では、浮遊物の除去やpHの調整などを行い、法令や地域の下水道局から要請された基準を満たした上で放流しています。河川に放流する工場では、微生物を使った「活性汚泥法」などによって工場敷地内で浄化し、国内法で定められた水質基準(水質汚濁防止法など)とコカ・コーラシステム独自のマネジメントシステム「KORE(Coca-Cola Operating Requirements)」の基準を照らしあわせ、より厳しい方の基準によって管理しています。適正処理された水は必ず、一度工場敷地内の調整槽に蓄えられます。いくつもの工程を経て、万一にも適正に処理されていない水が敷地外へ流れ出ないよう、厳しく監視しています。
これらの排水管理の取り組みにより、国内法および「KORE」の基準を継続して100%満たしています。

工場敷地内の調整槽
工場敷地内の調整槽

 

排水管理の流れ


 


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