②「ボトル to ボトル」リサイクル

コカ・コーラシステムでは、使用済みPETボトルをそのままPETボトルにリサイクルする、「ボトルtoボトル」を導入しています。以前からケミカルリサイクルPETを使用した「ボトルtoボトル」を実施していましたが、2015年度からはメカニカルリサイクルPETの導入を開始しました。メカニカルリサイクルでは、分別収集したPETボトルを粉砕、洗浄して表面の汚れを取り除いたあと、高温処理によって樹脂内部にある汚染物質を揮発して除染し、精製してPET樹脂に再生します。安全性の管理は常に優先されている重要事項です。
メカニカルリサイクルPETは、ザ コカ・コーラ カンパニーが定める世界共通の品質基準を満たし、厚生労働省のガイドラインに準拠していることを確認しています。2015年夏以降、さまざまな製品に採用されています。
メカニカルリサイクルPETを導入することで、バージンPETと比べて約50%のCO2削減効果が見込まれています。

 

③再生可能な植物由来素材を使用した「プラントボトル」

コカ・コーラシステムでは、「サスティナブル・パッケージ(持続可能な容器)」の新たな取り組みとして、2009年から再生可能な植物由来素材を一部(5~30%)使用した次世代型PETボトル「プラントボトル」を導入しています。「プラントボトル」は、形状・重量・強度が変わらず、既存のリサイクル工場で100%リサイクルできるのが特長で、天然水ブランド「い・ろ・は・す」(2L PETボトルを除く)およびフレーバーウォーター各種に採用しています。
「プラントボトル」の導入による環境負荷低減効果としては、2009年から2017年末までに約15,365kl※1相当の原油使用量削減と同等の効果となりました。
「プラントボトル」は、サトウキビなどから砂糖が精製される工程の副産物である糖蜜(廃糖蜜)などを原材料として素材の一部(5~30%)に使用することで、非再生資源である石油への依存軽減に寄与します。PET樹脂は、重量の30%を占めるモノエチレングリコール(MEG)と70%を占める精製テレフタル酸(PTA)という2種類の素材からできています。このうちMEGを植物由来素材でつくり出すことが可能です。また、PET樹脂の製造開始時および終了時に植物由来素材の含有量が変動しますが、無駄なく材料を使うため、植物由来素材の混合率は最小5%から、最大30%となります。将来的に100%植物由来の容器の実現を目指して海外での開発研究が継続的に進められています。

※1 2009年-2017年の「プラントボトル」の販売実績に基づき自社にて算出しています

「プラントボトル」がバイオマス製品普及推進功績賞を受賞

2017年10月26日、日本コカ・コーラは「プラントボトル」でバイオマス製品普及推進功績賞を受賞しました。バイオマス製品普及推進功績賞は、環境問題への取り組みや、持続可能な社会を維持する取り組みを行っている企業とコミュニティーを表彰するものです。今回の受賞は、植物由来素材を使用した「プラントボトル」で容器の軽量化と容易なリサイクルを実現したことが評価されたものです。
授賞式に出席した日本コカ・コーラ技術・サプライチェーン本部グループマネージャーの柴田充は、「2020年までにすべてのPETボトルに植物由来素材を使用するという目標を掲げ、取り組みを進めています。また、東京2020のワールドワイドパートナーとして、大会に向けて引き続き環境活動を展開していきたいと考えています」と語りました。

「プラントボトル」を使用した「い・ろ・は・す」のボトル
「プラントボトル」を使用した「い・ろ・は・す」のボトル

受賞会場での展示の様子
受賞会場での展示の様子

 



 

2つ目の柱:国内の回収・リサイクル率向上への貢献

①空容器の回収・リサイクル促進

コカ・コーラシステムでは、資源の有効利用の鍵となる取り組みとして、容器の回収・リサイクルを積極的に推進しています。ボトラー社およびそのグループ会社が運営するリサイクルセンターが全国に4ヵ所あり、回収した空容器の分別・圧縮などを行っています。
このうち、株式会社北陸リサイクルセンターについては、容器包装リサイクル法に対応した再商品化事業者として登録されており、自社製品だけでなく自治体が回収した空容器のリサイクルも行い、地域の空容器全般のリサイクル推進にも貢献しています。

株式会社北陸リサイクルセンター
株式会社北陸リサイクルセンター

②リサイクルの推進

再生PETの積極的な活用

コカ・コーラシステムでは、オフィスの事務用品や空容器回収ボックス、ユニフォームなどの業務用資材に、回収PETボトルを原材料にした再生PET素材使用品を積極的に導入しています。また、再生PET素材を利用する取り組みは、家具や衣料品など、コカ・コーラトレードマークのライセンス製品にも広がっています。今後も、資源リサイクルのさらなる促進を目指して、事業活動における再生素材利用の取り組みを幅広く展開していきます。

容器分別回収・リサイクル推進活動

コカ・コーラシステムでは、清涼飲料メーカーの責任として1960年代より空容器の回収促進に努めています。地域社会の一員として全国各地でクリーンアップ活動を継続するほか、空容器の分別回収を呼びかける広報活動にも取り組んでいます。

emeco社製のイス「111 Navy Chair」 再生PETボトルを1脚あたり約111本使用している
emeco社製のイス「111 Navy Chair」 再生PETボトルを1脚あたり約111本使用している

空容器分別回収・リサイクル推進活動
空容器分別回収・リサイクル推進活動

 

 

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