基本的な考え方

コカ・コーラシステムでは、資源循環型の社会構築に貢献すべく、まずは事業活動全体にわたり使用する資源をできるだけ少なくしています。そして可能な限り資源を再利用するとともに、使用後はできるだけ付加価値の高い資源として再生させていくことを、廃棄物管理の方針としています。
法令遵守と独自のマネジメントシステム「KORE(Coca-Cola Operating Requirements)」の要求事項を満たすことに努め、事業活動で排出される廃棄物を適正に管理・処理しています。
廃棄物は主に、工場から排出されるコーヒーかす・茶かす、汚泥、営業所から排出される空容器、自動販売機などがあります。これらは、原則的にすべて再資源化しています。

工場廃棄物の有効活用

コカ・コーラシステムでは、工場における廃棄物ゼロを達成するため、工場から排出される廃棄物の再資源化に継続して取り組んでいます。特に廃棄物の約8割を占めるコーヒーかす・茶かすについては、家畜の飼料や農産物の肥料などの用途で100%再資源化されており、さらに資源として有効活用する取り組みを推進していきます。
一例として、コカ・コーラ ボトラーズジャパン東海工場では、コーヒーかす・茶かす、排水処理汚泥を発酵させ、エネルギー源に変換するメタン発酵処理システムの稼働により、廃棄物重量を10分の1に削減し環境負荷低減につなげています。




 

「爽健美茶」の茶がらで育てる「蔵王爽清牛」

コカ・コーラ ボトラーズジャパン蔵王工場では、「爽健美茶」の茶がらを飼料として蔵王酪農センターに提供しています。「爽健美茶」の原材料にはハトムギ、玄米、大麦といった穀物が含まれており、その茶がらにも飼料としての栄養が残っています。蔵王酪農センターでは、この茶がらにさらにチーズ工場の産業廃棄物であるホエイ(乳清)と牧草を混ぜたオリジナルのエコフィールド「ニューチャージ(乳茶餌)」を誕生させました。この「ニューチャージ」で育った牛が、ブランド牛「蔵王爽清牛」です。蔵王町では「蔵王爽清牛」を地域ブランドとしてお土産品や給食に利用しているほか、工場見学や酪農体験をセットにした観光ツアーを組むなど、さまざまな形で地域活性化に役立てています。
コカ・コーラ ボトラーズジャパン蔵王工場は、年間60トンの茶がらを餌として提供しています。2017年、長年の取り組みが認められ、蔵王酪農センターとコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社、蔵王町の三者は「第4回食品産業もったない大賞」で農林水産省食料産業局長賞を受賞しました。

原液包装資材の有効活用

日本コカ・コーラの守山工場では、「コカ・コーラ」などの原液を製造し、ボトラー各社の工場へ出荷しています。守山工場では原液の出荷時に使用される包装資材などを工夫することで、ボトラー各社の工場での廃棄物削減につなげています。
原液を輸送する時に、原液が入ったケースを固定するのに使用される荷崩れ防止用のバンドには、何度でも再利用可能な「エコバンド」を採用しています。また、製品を入れた段ボールに貼る製品名や原材料を示すラベルにははがしやすいものを優先的に使用し、ラベルをはがした段ボールは再利用しています。このように、日常的に工場で使用する資材においても、有効活用を通じて資源を大切に使う取り組みにつなげています。

オフィスでの取り組み

日本コカ・コーラのオフィスでは、紙のリサイクルポスト、新聞・雑誌専用ボックス、ビン、缶・PETボトル・紙コップを回収するリサイクルステーションをオフィス内に設置して、資源の分別・リサイクルを徹底しています。

 

コカ・コーラシステム、グループ会社による自動販売機リサイクル

日本のコカ・コーラシステムでは、清涼飲料メーカーの責任として循環型社会の構築に貢献するために、資源の有効活用と適正リサイクルの強化に取り組んでいます。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンが運営する「北九州さわやかリサイクルセンター」では、中国・九州エリアから回収される廃棄自動販売機を自社で解体・分別処理し、鉄鋼原料 等の用途に再資源化しています。また、オゾン層破壊や地球温暖化のもとになるフロン ガスも適正に回収しています。

北九州さわやかリサイクルセンター
北九州さわやかリサイクルセンター

 

 

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