みなさんはコカ・コーラ社が “水”にまつわる先進的な取り組みを行なっていることをご存知ですか? 日本の法律で定められた基準よりもはるかに厳格な、全世界共通のコカ・コーラシステム独自の品質管理基準「KORE(コア)」によって、自然環境に負荷をかけない節水・排水を徹底し、それにより製品に使用する量と同等量の水を自然に還すことを実現しています。今回は、その水資源保護の現場を「い・ろ・は・す」セレブリティの土屋太鳳さんがレポート。岩手県花巻市にある、みちのくコカ・コーラボトリング 花巻工場を訪ねた土屋さんが、工場見学を通して気づいたこと、感じたことをお届けします。

取材・語り=土屋太鳳
構成=『Coca-Cola Journey』編集部
写真=中山文子

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■まるで“知恵の森”! つくり手の情熱と最新技術が詰まった工場

こんにちは、土屋太鳳です。先日、みちのくコカ・コーラボトリング 花巻工場に行ってきました。花巻市は、岩手県内陸の中西部に位置し、北上川流域に広がる北上盆地を中心とした穀倉地帯。私が取材に伺った6月上旬はちょうど田植えが終わった頃で、青々とした若い稲が青空のもとで輝いていました。
そんなのどかな田園風景の中に現れるのが、みちのくコカ・コーラボトリング 花巻工場です。工場というと、機械のかたまりのような無機質な場所をイメージしていたのですが、着いてみると、まるで公園のように明るい雰囲気! 敷地内にたくさんの植物が植えられているせいか、周囲の自然と馴染んで見えるのが不思議です。

今回工場を案内してくださったのは、工場長の片谷雅樹さん。365日、工場内のシステムや製造工程に不備がないか、細部に目を光らせて、安全でおいしい製品づくりの指揮をとっていらっしゃる方です。
まず見せていただいたのは、水処理室。花巻工場では、1日におよそ1,150トンもの水が使用されているそうです。その内訳は、製品の中身に使う水が約30%、残りの約70%は容器や機械の洗浄などに必要な水とのこと。中身よりも、それ以外に使う水が倍以上必要なことに驚きました!
「製造に使用するこれらの水は、すべて地元花巻の豊沢川流域をはじめとする奥羽山脈からの地下水でまかなっていて、採水した水は、コカ・コーラ社独自の品質管理基準『KORE』に基づいた処理方法で、何段階もの工程を経て、ようやく使用できるようになります」
来る前に噂を聞いていた「KORE」というルール。それってどのくらい厳しいのでしょうか。
「水に関しては特に厳しくて、ざっと数えただけでもおよそ100以上のチェック項目があります。世界でも地域によって水質にバラつきがあるため、どのような地域でも同じ品質を保てるように、膨大な数の検査をしておかなければならないのです。さらに、工場では公的な外部検査機関に水質分析調査を依頼して、客観的にもすべての項目がきちんとクリアできているか、定期的にモニタリングしています」(片谷さん)
実際にお話を伺ってみると、想像以上の厳しさに驚きました。いつ、どこで飲んでも変わらないおいしさのコカ・コーラ社製品に、こんな見えない努力があったなんて……。管理する方々にとっては日々気を抜けない大変な仕事だと思いますが、飲む側の私たちにとっては、こうした厳しい品質管理は本当に心強い限りです!

工場内を案内してくださった、みちのくコカ・コーラボトリング株式会社花巻工場の片谷工場長

花巻工場で使うすべての地下水を管理する水処理室

水処理室内の「い・ろ・は・すTM」の専用タンク

「い・ろ・は・すTM」は他の製品と水処理工程が異なり、目の細かさが異なる7種類のフィルターでろ過し、
熱殺菌をして製品になります

■高水準の節水・排水で地域の水源を守る

広大な工場内は、最新の設備がいっぱい。どのコーナーを見ても、とにかくクリーンで整然としていて、日頃から工場内の環境整備に力を入れているのがはっきりとわかります。
「こうした最新設備を導入することで、節水・排水の面で大きな成果を上げています。2016年に『い・ろ・は・すTM』を当工場でつくるようになったのを機に、水使用量削減のための投資を行いました。少し専門的な話になりますが、水を全く使わない電子線によるPETボトルの殺菌設備の導入や、設備の洗浄排水や製品の冷却排水の回収再利用設備の導入などです。それに加えて、効率的な生産計画や社員一人ひとりの節水の心がけで、少しずつではありますが、年々花巻工場の水使用量は減ってきています」

製造ラインを上から眺めると、ずらりと並ぶ製品が、お正月の初詣の参列者を上から見たところみたい!

PETボトルに「い・ろ・は・す」の天然水が充填されている様子。
1分間に530本分の「水」が注がれていきます。ものすごいスピード!

できたてほやほやの「い・ろ・は・す」がベルトコンベアーに乗って次々と流れてきます。
1日に3万ケース(約70万本)が製造されるそうです

製品を安全につくるだけではなく、つくる過程の節水にも高い目標を掲げ、工場一体となって取り組んでいることにも感動しました。私も「い・ろ・は・す」という製品に携わる一人として、あらためて普段の生活で節水を心がけようと思いました。
見学の最後に工場長が案内してくれたのは、敷地の外にある用水路。工場で使った水が勢い良く流れ出ていきます。

「工場からの排水においても、『KORE』の厳しい基準に基づき、排水処理施設でおよそ7〜10もの工程を経て、無害な水にしてから河川へと流します。花巻工場では、『KORE』と並行して、花巻市と公害防止協定を結んでおり、より厳しい花巻工場の自主管理基準を設けています」
排水された水は、花巻市を流れる豊沢川に合流し、農業用水として地域の田んぼに配られるそうです。使った水をしっかりと地域の水源へと還す。そこには、工場排水という言葉のイメージとは大きく異なる、「水を育む保育園」のような、水や環境をずっと見守り続けるあたたかい愛情が感じられる光景がありました。 「水源保護活動は、この地域でコカ・コーラ社製品をつくり続ける限り、続けなければいけない取り組みです。こうした活動を通じて、周辺地域に暮らす方々に信頼される存在となって、安心してコカ・コーラ社製品を楽しんでいただければうれしいですね」と話してくれた片谷工場長。熱い想いが伝わってきました。

清涼飲料水は、おいしさを通して命を潤してくれるもの。そのおいしさは自然環境への愛情と共につくられているんだということを実感した1日となりました。水が自然の中で循環しているように、コカ・コーラ社製品をつくる工場内でも、『KORE』をはじめとする厳しい管理基準のもとで水が巡り、飲み物として、地域の自然環境を豊かに保つ水として機能していることがわかりました。
このレポートをご覧いただいたみなさんにも、コカ・コーラ社製品の要となる水への想いを少しでも感じていただければうれしいです。ありがとうございました。

 

つちや・たお / 女優。1995年2月3日生まれ、東京都出身。O型。2005年、オーディション『MISS PHOENIX』で審査員特別賞を受賞。2008年、映画『トウキョウソナタ』で女優デビュー。2015年、NHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインを務めてブレイク。2016年、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞、エランドール賞新人賞を受賞。2017年、第9回TAMA映画祭にて最優秀新進女優賞を受賞、2018年は第41回日本アカデミー賞にて優秀主演女優賞を受賞。さらにダンスや主題歌の作詞と歌唱、初舞台では1人2役に挑戦し、2018年の『第60回 輝く!日本レコード大賞』の司会も見事に務めあげ活躍の場を広げている。現在「ぐるぐるナインティナイン グルメチキンレース ゴチになります20」(NTV)にレギュラー出演中。

 

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