コカ・コーラ、省エネ自動販売機 ピークシフト自販機
本年中に45,000台の追加設置を目指す

~初年度約28,000台と合わせて累計73,000台に~

2014年3月13日

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 日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ティム・ブレット)は、2013年1月より全国で設置を開始した省エネ自動販売機「ピークシフト自販機」について、昨年約28,000台設置を達成しましたが、それに加え、本年中に45,000台の追加設置を目指す事を発表いたします。

 東日本大震災後の日本では、電力需要がピークとなる日中の時間帯の電力使用を抑えることが求められています。一方で、コカ・コーラの自動販売機には、これまでと同様に、「いつでも、どこでも、誰にでも」しっかりと冷えた飲み物をお届けするという使命があります。当社ではいずれも両立すべく「ピークシフト自販機」を開発し、2013年1月より全国での設置を推進してまいりました。

 「ピークシフト自販機」の本年度目標設置台数の発表にあたり、日本コカ・コーラ株式会社代表取締役社長のティム・ブレットは、次のように述べています。「初年度において設置目標台数を12%上回る約28,000台の設置を達成し、お客様から予想を超える反響をいただきました。これは、日中の消費電力を削減しながら冷たい飲み物を提供できることはもちろん、さまざまなメリットをお客様に評価していただいた結果と受け止めています。われわれは昨年の実績に基づき、今年の目標設置台数として45,000台を掲げました。われわれは今後も業界のリーダーとして、省エネ自動販売機の普及に努めてまいります。」

 「ピークシフト自販機」は、日中7時-23時の間の最長16時間において冷却を停止して、最大時95%の電力削減を実施してもなお、24時間いつでも冷たくおいしい製品の提供を可能にしました。これは、4月1日から施行される「改正省エネ法」で求められる8時-22時の時間帯における電気需要平準化にも完全に対応できます。昨年12月に第10回エコプロダクツ大賞 推進協議会特別賞(節電優秀賞)、今年1月には平成25年度省エネ大賞 省エネ事例部門 「経済産業大臣賞」を受賞し、「これからの省エネ」として認めていただくことができました。

 今後もコカ・コーラは社会とともに生きていく企業として、常に社会のニーズを先取りし、応える努力を続けてまいります。
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「ピークシフト自販機」の主な特長

● 日中の冷却を停止しながら冷たい商品を提供
自動販売機の気密性を高めたほか、収容製品の全量を冷却して保冷性能の向上を図ることで、夏場の電力消費のピーク時間帯を含めた最長16時間にわたり冷却を完全に停止し、日中の消費電力最大時95%削減を実現しながら、24時間冷たい飲み物の提供が可能になりました。

● 改正省エネ法への対応
今年4月1日から施行される「改正省エネ法」では、夏期(7-9月)および冬期(12-3月)の8時-22時」において、対象事業者は電気需要平準化に貢献する措置を講じることを定めています。夏場の7時から23時までの最長16時間、冬場の最長14時間、冷却用の電力を停止できる「ピークシフト自販機」によって、改正省エネ法への対応が可能となります。

● 冷却スピードの向上
従来の自動販売機開発の発想を転換し、全体を冷却して、真空断熱材を効果的に採用しました。気密性と保冷性能を向上させたことにより、冷却スピードが速くなり、従来機※4と比較して半分の時間※5で同程度まで冷やすことに成功しました。特に販売量が多いロケーションでも常に冷たい飲料を提供することができます。

● 長時間にわたり静音性を確保
こまめに冷却運転する従来機※4は冷却装置の起動音や冷却音が1日中不定期に発生するのに対し、「ピークシフト自販機」は、長時間連続で冷却を停止できるため、病院やオフィスなど静けさが求められるロケーションで高い評価を得ています。

● 年間消費電力量の削減
さまざまな工夫によって冷却効率を向上させた結果、年間消費電力量※6は従来機※4比33%削減となりました※5。

● オペレーションコストの節約
北九州市八幡東区で実施している「北九州スマートコミュニティ創造事業※7」の中で、 「ピークシフト自販機」の節電・省エネに関する実証実験を行った結果、ダイナミックプライシング※8発動日には、従来型省エネ自動販売機と比較して、製品1本あたりの電気料金が半額になるなど、オペレーションコストが安くなることも実証されました。 

※4 従来機とは、 2012年コカ・コーラ社ノンフロンヒートポンプ機を指します。
※5 冷却時間は、機種により異なります。
※6 年間消費電力量は、JIS B 8561:2007により測定した値です。
※7 北九州市八幡東区東田地区内で展開している事業で、平成22年度にスタートした政府の「グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国戦略」の一環として実施されています。
※8 電力料金を地域の電力需給の状況に応じて一時的に変動させるもので、天気や気温などによる需給状況の変化に応じて電気料金を日々変動させ、電気使用者の節電行動を促す取り組み。今年度の夏の実証では、前日に最高気温が30度以上と予想される日の13時~17時に逼迫の度合いによって五つのレベルに分けてプライシング(15~150円)をかけるというもので、使用者側はその情報を、家庭のスマートメーターで逐一確認して、電力使用をマネージメントすることができます。