「ピークシフト自販機」 ダイナミックプライシング発動時の実証実験を開始

北九州スマートコミュニティ創造事業

「いのちのたび博物館」に71日より設置


 日本コカ・コーラ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:ティム・ブレット)は、北九州スマートコミュニティ創造事業を実施している北九州市八幡東区東田地区内に、夏の日中に冷却用の電力を使わず消費電力を95%削減しながら、16時間もの間冷たい製品を提供する「ピークシフト自販機1」を、71日より設置し、節電・省エネに対応する自動販売機の実証実験を行います。

 北九州市八幡東区東田地区は、平成22年度にスタートした政府の新成長戦略の「グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国戦略」における、4つの地域のスマートコミュニティの実証事業の1つとして選ばれています。次世代のまちづくりを推進しており、気象情報にしたがい、前日に翌日の電力消費量を予想し、それにしたがって電気料金を変化させるという「ダイナミックプライシング2」にも取り組んでいます。需要が供給を超えると予想されるときには電気料金を高くするなど、地域全体のエネルギーの最適化を図っている地区です。

 東日本大震災の発生後、電力の供給が大幅に減少し需要が逼迫したため、電力使用ピーク時の消費電力を大幅に削減するという新たな社会のニーズに応えるべく、日本コカ・コーラは富士電機 株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)との共同開発により、全く新しいコンセプトの「ピークシフト自販機」を開発し、本年1月より全国で展開を始めました。当自販機は、現在15千台展開しておりますが、今回、将来のエネルギーマネジメントシステムモデルへの貢献度を確認すべく、北九州市八幡東区東田地区での実証実験を開始します。

 本実証実験では、富士電機株式会社が担当するCEMS(地域エネルギー管理システム)と連携し、ダイナミックプライシング発動時に当自販機が地域の電力ピークを下げる効果の検証を行います。

 北九州市八幡東区東田地区内の「いのちのたび博物館3」に当自販機を設置し、7月1日から9月末まで、月別・時間帯別の電力の推移や、ダイナミックプライシング適用日の電力と一日当たりの電気料金の推移など、様々なデータを収集します。

 この実験を通して、既設の一般的な省エネ自販機との電力消費削減貢献度の比較や、ダイナミックプライシング発動時の稼働状況などを分析し、スマートな未来あるべき都市で、社会と共生できる自動販売機としての実証を試みます。

 コカ・コーラでは、地域社会の電力負荷平準化に貢献し、効率良くエネルギーを有効活用する次世代社会の実現に応えるべく、努力を続けてまいります。

いのちのたび博物館

           いのちのたび博物館


ピークシフト自販機の設置

           ピークシフト自販機の設置


1ピークシフト自販機:自動販売機の冷却用の電力を、一般的に電力使用が「ピーク」となる日中から、比較的電力に余裕がある夜に「シフト」する、「ピークシフト」というコンセプトを採用。午前7時から午後11時までの最長16時間の冷却用電力を「ゼロ」にすることで、日中の消費電力の95%削減を実現しつつ、冷たい製品の提供を可能にした、超省エネ型の自動販売機。富士電機株式会社との共同開発。

2ダイナミックプライシング:電力料金を地域の電力需給の状況に応じて一時的に変動させるもので、天気や気温などによる需給状況の変化に応じて電気料金を日々変動させ、電気使用者の節電行動を促す取り組み。今年度夏の実証では、前日に最高気温が30度以上と予想される日の13時~17時に逼迫の度合いによって五つのレベルに分けてプライシング(15150円)をかけるというもので、使用者側はその情報を、家庭のスマートメーターで逐一確認して、電力使用をマネージメントすることができる。

3いのちのたび博物館2002年、北九州市内の歴史・自然史・考古の3つの博物館が一体となり誕生。2013年にリニューアルした西日本最大級の総合博物館。恐竜の実物大骨格標本をはじめ歴史的資料や自然環境展示も充実。46億年前の地球誕生から現代にいたる自然と人間のいのちの歩みを壮大なスケールで展示・解説している。


ピークシフト自販機の写真

ピークシフト自販機の写真