■ベトナムの場合『ビン ミン』スタッフ、チュアンさん

「ベトナムコーヒーは、コンデンスミルクが命!」

世界各国コーヒー事情 「イタリア、ベトナム、ブラジル、アメリカ」編
Coffees in Different Countries

ビン ミン』はベトナム・ハノイに本店がある炭火焼鳥のお店です。だからコーヒーも、本場のベトナムコーヒーを出しています。

 ベトナム人はコーヒーメーカーを使わないんですよ。それは「コーヒーフィルター」という器具で淹れるからです。こちらはどんな家庭や店でも、絶対に1つはあるはずです。ベトナムコーヒーを飲むには、欠かせないものですね。

 ベトナムコーヒーは、これでコーヒーの粉をドリップします。カップに「コーヒーフィルター」を載せて、お湯を注ぎ、じっくりと抽出するんです。家庭や店にはもちろん置いてあるし、オフィスでもこれを使うんですよ。

 そして忘れてはいけないのが、コンデンスミルクです。これがないと、ベトナムコーヒーとは言えない(笑)。
世界各国コーヒー事情 「イタリア、ベトナム、ブラジル、アメリカ」編
Coffees in Different Countries
これが「コーヒーフィルター」で抽出中のベトナムコーヒー。下にコンデンスミルクが

 ベトナムコーヒーはとても味が濃いから、ブラックだとちょっと飲みづらい。そこでコンデンスミルクを入れて、飲む前によく混ぜる。味がまろやかで甘くなって、とても飲みやすくなるんです。もっとも、ベトナム人にも甘いものが苦手な人はいて、そういった人はブラックのまま飲んだりしますけどね。


「コーヒーを屋台で飲むのがベトナム流」


 ぜひ、日本人も一度本格的なベトナムコーヒーを味わってほしい。私がいろいろ説明するより、どんなものかよくわかるから。うちの店で注文する人も多いですけど、みなさん、美味しいと言って飲んでくれますよ。

 ちなみにベトナムコーヒーにもインスタントがあって、それには最初から甘い成分が混ざっている。お湯を注げば、簡単にベトナムコーヒーをつくれるわけです。ただ、味はちょっと薄い。ちゃんとしたベトナムコーヒーが飲みたければ、やっぱり店に行ったほうがいいです。

 主にベトナムコーヒーを飲むタイミングは、朝や仕事中です。夜はもっぱらお酒(笑)。それに、こんな濃いものを夜に飲んじゃったら、寝られなくなりますよ!

 ベトナムはうちの店みたいに屋台風の飲食店が多い。屋台のカフェがあって、焼き鳥を食べたあとに、「おーい」と声をかければ持ってきてくれます。路上でご飯を食べてコーヒーも飲む。これがベトナムの楽しみ方ですね。ベトナムに行く機会があれば、ぜひトライしてみてください。

<店舗データ>
ビン ミン』東京支店
住所:東京都杉並区高円寺北3-22-8 大一市場内
TEL:03-3330-3992 HP:http://binhminh-tokyo.com/