誕生からまもなく40年を迎える缶コーヒーの『GEORGIA(ジョージア)』。
長年愛され続けてきたこのブランドには、
コーヒー豆と同様、“あっと驚く”知られざる歴史があります。
そこで、同ブランドを手掛けるコカ・コーラ社ならではの
「トリビア=豆知識」をご紹介します。
文=塩沢槙
[トリビア1]
『ジョージア』は、歴史のある飲み物である。
[解説]
缶コーヒー『ジョージア』の誕生は、1975年(昭和50年)6月。少し前にちょうど39歳のお誕生日を迎えたばかりです。
[トリビア2]
全国で一番初めに『ジョージア』を販売したのは福岡・佐賀・長崎である。
[解説]
『ジョージア』は当初、北九州コカ・コーラボトリング(現・コカ・コーラウエスト)の販売担当地域であった、福岡、佐賀、長崎で発売されました。その後、全国に広がっていきました。
[トリビア3]
『ジョージア』という製品名は、コカ・コーラ社のアメリカ本国の本社所在地にちなんだものである。
[解説]
『ジョージア』という商品名の由来は、アメリカ合衆国のジョージア州からきています。コカ・コーラ社の本社(ザ コカ・コーラ カンパニー)があるのはアトランタ。アトランタはジョージア州の北西部に位置する、同州の州都であり、最大の都市なのです。
アメリカ南部を彷彿とさせる1978年当時のTVCMです
[トリビア4]
『ジョージア』は、1980年代初頭までは1種類だけだった。
[解説]
1980年代初頭までは、『ジョージア』は1種類しかありませんでした。これは現在の「オリジナル」に受け継がれている味です。また、現在は、『ジョージア』ブランドで販売している製品の味の種類は、全国で30以上あり、特定の地域でしか販売されていない製品も数種類あります。
[トリビア5]
『ジョージア』が初めて国内缶コーヒー売り上げナンバー1に輝いたときのテレビCMのキャッチコピーは“アメリカンリラックス”である。
[解説]
『ジョージア』が初めて日本国内の缶コーヒー売り上げナンバー1に輝いたのは1986年(昭和61年)のことでした。当時のテレビCMは、大勢のアメリカ人を起用したもので、キャッチコピーは“アメリカンリラックス”だったのです。
ちなみに同キャンペーン以前に「おいしさとってもアメリカン」というコピーを使用したキャンペーンを展開していたことがあります。
[トリビア6]
『ジョージア』の名で、烏龍茶、紅茶、緑茶、ココアなどの製品が販売されていたことがある。
[解説]
1980年代、『ジョージア』シリーズには烏龍茶、緑茶、ココア、紅茶などの商品がありました。その後、これらはコカ・コーラ社の他製品シリーズとして、受け継がれていくことになりました。
[トリビア7]
『ジョージア』は誕生してから14年間もの間、缶の大きなデザイン変更をしなかった。
[解説]
初代『ジョージア(250g缶)』が初めて大きなモデルチェンジするのは、発売開始から14年が経った1989年(平成元年)のことでした。かくも長い期間、缶の大きなデザイン変更をしなかったのは、私たちの馴染み深い製品になっていたことの証でしょう。
パッケージデザイン変更後の『ジョージア』 1989年のTVCMより
[トリビア8]
『ジョージア』が初めて広告キャンペーンでタイアップした映画作品は、一世を風靡した米ドラマ『ツイン・ピークス』である。
[解説]
『ツイン・ピークス』は、名匠デビット・リンチ監督作品。元々は1990年から1991年(平成2年から平成3年)にかけてアメリカで放送された大人気テレビドラマで、のちに映画化されました。主演のカイル・マクラクランさんが演じるFBI特別捜査官デイル・クーパーの特徴的なキャラクターがミステリアスなストーリーを盛り上げ、日本でもアメリカ同様、ドラマの人気に火がつきました。この時期、ドラマ仕立てのテレビCMシリーズのみならず、缶のデザインが6タイプ32種類つくられ、『ツイン・ピークス缶』の愛称でファンに親しまれました。
[トリビア9]
『ジョージア』のテレビCMに、最も長い期間登場したのは飯島直子。
[解説]
女優の飯島直子さんのテレビCMへの登場期間は、1994年から1999年(平成6年から平成11年)の5年間でした。キャッチコピー「ああ、男のやすらぎ」や、CM中の飯島さんのセリフ「ジョージアで、ひと休み」が大人気となりました。CMコンセプトは“安らぎ”と“癒し“でした。テレビCMだけでなく、「やすらぎパーカー」や「がんばってコート」が当たるプレゼントキャンペーンも大人気となり、「がんばってコート」は、応募数が4,400 万口を超えました。
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