207ヵ国のサッカーファンの顔写真が素材


全世界の延べ視聴者数が320億人を超えるといわれる2014 FIFAワールドカップTM。その開幕戦前、コカ・コーラの「ハピネスフラッグ」がサンパウロのスタジアムで披露されました。207ヵ国のサッカーファンの顔写真によってつくられた1枚の巨大な旗が、「アレーナ・デ・サンパウロ」のピッチに登場したのです。
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FIFAワールドカップ™開幕戦でヴェールを脱いだコカ・コーラの「ハピネスフラッグ」
デジタルフラッグ制作に関わったアーティストたち

モザイクアート作成ソフトPhotomosaic®でつくられた世界最大のこのデジタルフラッグは、ブラジルのストリートアーティストであるスペト(Speto)とアルゼンチンのアーティストであるテック(Tec)のコラボレーション作品をベースにつくられています。Photomosaicの技術開発者であるロバート・シルバーズ(Robert Silvers)自らがソフトウェアを駆使し、20万人を超えるサッカーファンから寄せられた写真を素材にして、2人のユニークなデザインを再現したのです。

写真画像を印刷した192枚のナイロン生地を1枚1枚縫い合わせて、ピッチのほぼ全体を覆う3,015平方メートルの壮大なアート作品に仕立てたのでした。
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FIFAワールドカップ™開幕戦でヴェールを脱いだコカ・コーラの「ハピネスフラッグ」


「誰でも参加できるワールドカップに」


ザ コカ・コーラ カンパニーのグローバル・アライアンスおよびベンチャー担当バイスプレジデントであるエマニュエル・ソージ(Emmanuel Seuge)は次のように語っています。
「2014 FIFAワールドカップTMのキャンペーン『The World’s Cup(世界のための大会)』をスタートさせたとき、当社はこれまでで最も多様性があり、誰もが参加できるワールドカップにしたいと考えました。ハピネスフラッグは、たとえ国の代表選手でなくても世界最大のサッカーの祭典に参加できるというかつてない機会を世界中のファンに提供します。サッカーは、社会的、文化的、地理的に分断された人々をつなぐ、大きなパワーを秘めています。ハピネスフラッグはそのパワーを象徴し、同時に人々に共通の体験をお届けするのです」

コカ・コーラの2014 FIFAワールドカップTM VIS(ヴィジュアル アイデンティティ システム:ロゴマークやデザイン体系などを管理するためのツール)製作に携わったスペトは、フラッグデザインという大役を見事に果たしました。コカ・コーラのグローバル・ライセンシング・マネージャーであるブラッド・フィールズ(Brad Fields)は、次のように語っています。
「初めてスペトとこのプロジェクトの打ち合わせをしたとき、彼は、ブラジルとアルゼンチンはサッカーでもアートでも長年のライバルだけれど、仲間でもあるのだと言いました。それこそまさに、『フラッグのヒルトップ*(”Hilltop” on a flag)』という、このプロジェクトの意図するところなのです」

コカ・コーラは、スペトとテックがキャンバス上に仕上げた作品をデジタル化し、シルバーズに送信しました。シルバーズは、ファンがwww.happinessflag.comに投稿した写真を使用し、数ヵ月かけてカラフルなデザインを再現しました。完成した作品はセクションごとにリオデジャネイロに送られ、そこで印刷されたのです。


*フィールズの言う「ヒルトップ」とは、さまざまな国から集まった若者たちがイタリアの丘の上に集まり声を合わせて歌った、有名な1971年の「コカ・コーラ」の広告のことを指しています。