全国各地で日夜ハピネスを届け続ける、
コカ・コーラシステムの名物社員を訪ねるこの企画。
第1回目の今回は、町を元気にするため
北の大地で雪かきボランティアに汗を流す
男性に密着しました。

文=香川誠(SPBS)
写真=下屋敷和文

■雪かきに汗を流す名物おじさん

札幌から電車に揺られること2時間。北海道西部の内陸に位置する倶知安(くっちゃん)町は、富士山そっくりの山としても有名な羊蹄山(ようていざん)のふもとにある、人口1万5000人ほどの小さな町だ。日本有数の豪雪地帯でもあるこの町に、雪かきボランティアに汗を流す“名物おじさん”がいる。北海道コカ・コーラボトリング、小樽事業所倶知安販売課、伊深勝弘さん(47歳)だ。

全国の「ハッピー配達人」に密着!
あなたの町のコカ・コーラシステム名物社員
(第1回・北海道篇)
雪かきをする伊深さん(写真一番手前)

「今年は暖冬で雪が少ないんですけど、だからと言って困る人がいないというわけではないんですよね」
住民の高齢化が進む倶知安町では、お年寄りだけの世帯が増えている。例年ほどの積雪量ではないとはいえ、道路脇には3月でも人間の背丈以上の雪が積もっている。雪で1階部分の窓が塞がった民家では、昼間でも電気を点ける生活を余儀なくされている。この日、伊深さんが参加する雪かきボランティア隊が訪れた民家もそうだった。

全国の「ハッピー配達人」に密着!
あなたの町のコカ・コーラシステム名物社員
(第1回・北海道篇)
ボランティア参加者には若い女性の姿も

雪かきが始まってほんの数分で、伊深さんの表情から笑顔が消えた。「運動は下手くそなゴルフをする程度」という“中年オヤジ”にとって、雪かき作業は決して楽ではないのだ。
「屋根の上から落ちてきた雪なんで、自然に降り積もる雪より重たいんですよ」
倶知安町を含むニセコ地方に降る雪は、上質なパウダースノーとして世界的にも名高い。ヨーロッパやオーストラリア、近年はアジアからも、国内外問わず多くのウインタースポーツファンがこの雪を求めて訪れる。
しかし伊深さんが言うように、民家の脇に積もった雪は、重たく、硬い。屋根の上でとけ始めた雪が落ちてきているため、水分が多く含まれているのだ。とけて、凍って、を繰り返すうちに、大きな氷の塊になっている箇所もある。

全国の「ハッピー配達人」に密着!
あなたの町のコカ・コーラシステム名物社員
(第1回・北海道篇)
雪かきが終わると、目の前の積雪が
いかに厚いものだったのかがわかる

作業開始から1時間後、ようやく民家の窓が姿を見せた。
「ボランティアの皆さんのおかげで本当に助かりました。雪がとけるまで暗い部屋で過ごすつもりだったけれど、こんなに早い時期に太陽の光が入ってきて本当に嬉しい」
民家の女性は高齢の母親と2人暮らし。体力がなく雪かきを諦めていたが、部屋に太陽の光が入るようになったおかげで、気分も晴れ晴れとしたようだった。