コカ・コーラ」を飲みながら過ごすハッピーなひとときを、
スマートフォンのカメラで写すのはもはや当たり前。
せっかく撮るのなら、上手に、印象的な写真にしたいものですね。
ということで、何気ない生活のシーンを女の子らしい感性で切り取り続ける
ライフスタイルプロデューサー・村上萌さんと
スマートフォンのカメラ機能を使いこなすプロフォトグラファー・三井公一さんに
写真の質をワンランクアップさせるためのコツを伺ってきました。

文=塩沢槙

村上萌さんの「日常を思い出にする写真術」

──村上萌さんの旦那様はJリーグコンサドーレ札幌所属の都倉賢さん。お二人ともとてもお忙しそうですが、ご夫婦の日常生活をスマホのカメラで撮影することはありますか? あるとしたら、どんな場面をよく撮りますか?
村上:夫婦二人で札幌の自宅にいるときには、朝ごはんをよく撮ります。
定番は、パンとたまご料理と付け合わせというシンプルなものですが、毎朝ランチョンマットを変えたり、パンの種類を変えたり、たまごの料理法を変えたりして、同じ朝食風景にならないように工夫しています。朝らしい日光を活かすことも大切ですよね。
──日常生活を写真に撮るときには、どんなふうに撮っていますか?
村上:ともすると、SNSの影響もあって“いいね!”を押してもらうための投稿をしがちなのですが、“いいね!”を狙って“私、今こんなことしているよ!”という自己アピール色が強くなってしまうと、自分中心に写っていたり、記録的な写真になってしまうと思うんですね。そうすると、説明的すぎてあまり良い写真にならないと思うんです。
写真を撮った人が誰であるのかは分からなかったとしても、「この写真は良い写真だな」って2度も3度も見たくなるようなものというのは、たくさんの要素が写っていなくても見えてない部分を想像しちゃうくらい、現場を楽しんでいる雰囲気や撮影対象が好きだという気持ちが詰まっている写真なのだと思います。
だから、私は写真をメインに共有できるSNSのInstagramがとても心地良いんです。Instagramでは説明くささや自己顕示的部分がそぎ落とされるから良いんだなと思っています。
twitterだったら140文字という制限された字数のなかに本当に自分が言いたいことを入れ込めますよね。Instagramも同じで、フレームのなかに何を入れて、何を入れないで、何にピントを合わせて、何をぼかして、どんな色を鮮やかにして、どこを暗くするのかっていうことをじっくり考えて撮れば、良い写真になるのではないかと思っています。
──どうすれば、撮影対象の取捨選択が上手くできるようになるのでしょうか?
村上:私は写真を、短歌を詠むときのような気持ちで撮っているんですね。
短歌は、5・7・5・7・7という定型の句体のなかに、季語を入れたり、かけ言葉を入れてみたり、ユーモアを入れてみたりすることで、「目の前のものをどのように見るのか」というその人の個性=視点を出しますよね。写真の場合も、撮影者の“視点”こそが、個性を表現するポイントなのだと思うんです。平安時代には写真がなかったから短歌が流行ったんじゃないのかなって思うくらいです。それが今は「自分はこう見たんだよ」っていう視点を、写真として残せるようになっただけ。
だから、撮影対象の選択は、自分の“視点”を持つことが大事。何を伝えたいのかを意識して撮る。楽しいのならば、その楽しさはどうやったら写真で伝えられるかっていうイメージを持って撮る。そうすれば、技術のあるなしに関係なく、自分の感じたことは写真を見る人に伝えられるのではないかと思います。
──日常生活を写真で切り取るときは、どんなことに気をつけたら良いと思いますか?
村上:シーンをどう伝えるかというところから考えるのが良いと思います。朝だったら朝らしく、夜なら夜らしく、説明的になりすぎないように撮るのが良いと思います。夜ならキャンドルが背景に写っているとか、朝なら朝日が背景に写っているとか。
──写真の腕を上達させるオススメの方法は?
村上:やみくもに枚数を撮るよりも、じっくりと撮って、撮った写真をInstagramなどでシェアすることが上達の近道だと思います。私は1日に10枚くらい撮って、1~2枚InstagramにUPすることが多いです。自分が撮影した写真に共感してくれる場があると励みになるし、他の人の写真も参考にできるから、いつの間にか上達するんです。

村上萌さんの写真をご紹介]
写真上手なあの人の、“かんたん”撮り方指南。
今日から使えるハッピースマホ写真術!
いつもの都倉夫妻の朝ごはん。
「朝の光が差し込む角度、旬の食材が入ったサンドイッチは、
ぽってりとしたシルエットを大切にして撮影しています」


写真上手なあの人の、“かんたん”撮り方指南。
今日から使えるハッピースマホ写真術!
「二人で旅をしているとき、朝目覚めた瞬間に見えた景色。
足が少し見えることで、一人称で共感してもらうような目線を意識して撮影」


写真上手なあの人の、“かんたん”撮り方指南。
今日から使えるハッピースマホ写真術!
ご主人の誕生日に撮影した1枚。
「ただ決め決めのポーズにしてもしょうがないので
大人の男なのにシロツメクサの花冠を乗せてみたりして
みなさんにも“良かったね”と思ってもらえるような
バランス感を出しています」