日本コカ・コーラ株式会社の創立60周年を記念して、
2017年1月にスタートした連載企画

「日本におけるコカ・コーラビジネスの歴史」もいよいよ最終回。
今回は、コカ・コーラ社が取り組んできた、
CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)活動の歴史を振り返ります。

(連載第1回から読む)

イラスト=宮内大樹

 

突然ですが、日本のシンボルの一つ、東京タワーはいつ完成したかご存知ですか?

日本におけるコカ・コーラビジネスの歴史 第10回 コカ・コーラ社の地域貢献活動

正解は、1958年(昭和33年)。当時、パリのエッフェル塔を凌いで世界一高い電波塔として建てられました。全長は333mでした。

 

その1年前の1957年(昭和32年)に、日本コカ・コーラ株式会社は創業しました。
「地域社会が健全であってこそ、ビジネスの成長を果たすことができる」という考えに基づいて事業を展開するコカ・コーラ社にとって、地域のサスティナビリティ(持続可能性)は重要なテーマ。日本で本格的にビジネスを始めた当初から、地域の清掃活動や、清涼飲料の空き容器の回収に取り組んできました。

日本におけるコカ・コーラビジネスの歴史 第10回 コカ・コーラ社の地域貢献活動

 

1960年代の一大イベントといえば、1964年(昭和39年)の東京オリンピックです。コカ・コーラ社は1928年のアムステルダム大会よりオリンピックをサポートしており、もちろん1964年の東京オリンピックでもさまざまな支援を行いました。

日本におけるコカ・コーラビジネスの歴史 第10回 コカ・コーラ社の地域貢献活動

東京オリンピック翌々年の1966年(昭和41年)には、日本の総人口が1億人を突破しました。

その年、コカ・コーラ社は奨学金支援事業をスタートしています。これは、経済的な理由により大学への進学が困難な学生に、返済義務のない奨学金を授与する制度で、国際社会が求める青少年の育成に貢献することを目的に創設されました。

日本におけるコカ・コーラビジネスの歴史 第10回 コカ・コーラ社の地域貢献活動

 

1972年(昭和46年)には、札幌で冬季オリンピックが開催されました。もちろん本大会にもコカ・コーラ社は協賛しています。また、1978年(昭和53年)からは、ザ コカ・コーラ カンパニー(米国本社)がFIFAワールドカップのオフィシャルスポンサーも務めるようになり、コカ・コーラ社はスポーツ支援に一層力を入れることになりました。

日本におけるコカ・コーラビジネスの歴史 第10回 コカ・コーラ社の地域貢献活動

 

1980年代、90年代になると、日本コカ・コーラ製品の多様化に力を入れ、事業を発展させてきました。もちろんその間も、地域清掃活動や奨学金事業などに継続的に取り組んでいましたが、2000年代に入ると、さらに地域貢献活動への取り組みを強化します。

 

2006年には環境省、林野庁の後援の下、次世代を担う子どもたちを対象に、コカ・コーラ「森に学ぼう」プロジェクトという環境教育・保全プログラムをスタートしました。2007年には海岸清掃活動を開始。2009年には北海道夕張郡栗山町の廃校を宿泊可能な施設「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」として再生し、体験型の環境教育プログラムを提供しています。

日本におけるコカ・コーラビジネスの歴史 第10回 コカ・コーラ社の地域貢献活動

 

2011年の東日本大震災発生直後には、被災地復興支援のために「コカ・コーラ復興支援基金」を設立しました。国内外のコカ・コーラ社および一般からの寄付金をもとに、教育施設や教育の機会を提供しています。2015年末までに、岩手、宮城、福島の3県で、計55の公立小中学校に太陽光発電と蓄電設備が設置されました。

日本におけるコカ・コーラビジネスの歴史 第10回 コカ・コーラ社の地域貢献活動

 

これからもコカ・コーラ社は、「地域とともにある企業」を目指して、地域貢献活動に力を入れていきます。

 

*以前の記事は、こちらからご覧ください。
第1回「コカ・コーラ」の日本上陸
第2回 日本の消費者と「コカ・コーラ」の出会い
第3回「コカ・コーラ」事業自由化までの道のり
第4回 事業を発展させた技術革新と営業活動
第5回「コカ・コーラ」と1964年東京オリンピック
第6回「コカ・コーラ」の広告ヒストリー
第7回 コカ・コーラ社製品の多様化 その1
第8回 コカ・コーラ社製品の多様化 その2
第9回 自動販売機の進化史

*企業情報ページ(歴史)はこちら