坂を登り、市役所に着くと、みちのくコカ・コーラボトリング株式会社 花北営業所所長の佐々木秀さんが出迎えてくれました。さっそく、市役所にほど近い観光案内所に設置されている「奇跡の一本松」支援自動販売機を見せてもらいます。佐々木さんは、以前まで大船渡営業所の所長をされていたそう。ここ陸前高田市も大船渡営業所のエリアなのだそうです。

「奇跡の一本松」を支え続ける自販機の物語


全体は優しい緑色。サイド面には一本松のすっくとした立ち姿が。遠くからでも、特別な自販機であることがわかるデザインになっています。

「奇跡の一本松」を支え続ける自販機の物語

「奇跡の一本松」を支え続ける自販機の物語


一本松への思いが語られ、支援自販機であることが一目で伝わります。佐々木さん、この自販機が設置されたのはどういう経緯だったのでしょうか。
「被災地の復興のシンボルである『奇跡の一本松』を保全維持するために何かできないかと、陸前高田市と共同で企画をしました。製品自体のラベルデザインに一本松を入れられないかなど、いろいろ考えたのですが、最終的に自動販売機の売上の一部を一本松の保全維持に充てる仕組みをつくりました」
いまでは、「奇跡の一本松」の年間の保全維持費はすべてこの自販機からの支援でまかなえているそう。観光客や地元に住む人、復興建設工事のために各地から集ったスタッフの方々などが、積極的にこの自販機で飲み物を買っていきます。手軽にできる支援の仕組み、すてきですね。
「一本松を支援したいという皆さんの気持ちを、飲み物を買うだけでかたちにできるのがいいなと思います。自販機が撤去されるまでは、ずっと継続的に支援できます。この自販機の前で写真を撮っていかれる方々も多いですよ」