奇跡の一本松」の近くにも支援自販機があると伺い、佐々木さんと一緒に一本松の近くまで行ってみることにしました。一本松に向かう道で目を惹くのは、巨大なベルトコンベアー。24時間体制で近隣の山から土を運んでいるのだそうです。旧市街地を土地ごとかさ上げし、津波の被害を受けにくくするためなのだとか。震災から4年たったいま、新しい町をつくるための土台づくりが行われています。

「奇跡の一本松」を支え続ける自販機の物語


いよいよ、一本松が見えてきました。と同時に、緑の支援自販機も見えてきました。こうして松と自販機を同時に見ると、サイド面に描かれているイラストは、実在の一本松をかなり正確に再現していることがわかります。

「奇跡の一本松」を支え続ける自販機の物語


とうとう「奇跡の一本松」に到着しました。寒風のなか幹を揺らしながらも、堂々と立っています。樹高はおよそ25メートル。復興のシンボルと呼ぶにふさわしい凛々しい姿に、しばし見とれました。

「奇跡の一本松」を支え続ける自販機の物語

「奇跡の一本松」を支え続ける自販機の物語


現在植えられている松は保全維持作業が行われ、中心部に金属製の心棒が入り、枝葉部分は複製となっています。松の後ろの全壊した建物はユースホステルだったのだそうですが、この建物があったおかげで、一本松への津波の威力が緩和されたと考えられています。しかし、以前ここが松林だったなんて……。見晴らしのいい景色からは想像がつきません。呆然としていると、震災前の景観が見られるところがあると教えていただきました。