それは、「奇跡の一本松」を見に来た人のための駐車場に併設された、イベントスペースの写真展でした。この一帯には20台の「奇跡の一本松」支援自販機があるのですが、なかでも全体が緑色の自販機は4台だけとのこと。この駐車場には緑の支援自販機が2台あり、市役所、一本松付近の2台とあわせて、4台ある緑の自販機をすべて見ることができたことになります。

「奇跡の一本松」を支え続ける自販機の物語


写真展では、陸前高田のさまざまな場所が、ビフォー・アフターの写真として掲出されていました。

「奇跡の一本松」を支え続ける自販機の物語


写真を見ながら、佐々木さんがぽつりと、「震災の翌日に陸前高田市内を歩いたら、そこかしこにご遺体があり、どうしていいかわからなかった」とおっしゃいました。ここに住んでいる、あるいは住んでいた皆さんが、想像を絶するつらい目に遭いながらも、前を向いて生活を続けていることに胸を打たれました。津波で約7万本もあった松原は失われてしまったけれど、それを蘇らせようという動きもあります。支援自販機で集まった資金を松の植樹に使うのです。地元の人や観光客に愛された白砂青松の景観を取り戻すため、これからも「奇跡の一本松」支援自販機は活躍し続けます。
おしまい。