文句なしの美味しさ、スリリングな練習風景


 日用雑貨をチェックした後は、いざ、レストランへ。一軒目に向かった本場ブラジルの味を堪能できる「レストラン・ブラジル」は1990年にオープンした大泉町初のブラジル料理店。黒いんげん豆とベーコン、ソーセージなどを煮込んだ定番メニュー「フェイジョアーダ」と共に、ぜひオーダーしたいのが牛肉や鶏肉、豚肉を串刺しにして炭火で焼く「シュハスコ」だ。中でも最も人気の高い「ピカニャ」は、牛1頭からわずか2.4Kg程度しか取れないイチボ(臀部)の肉を粗塩のみで味付けたもの。串ごと運ばれてきて、目の前で切り分けてくれるスタイルがおなじみだが、この日は店長の岩田ダニエルさんが1150g(約3人前)のピカニャを豪快に切り分けてくれた。文句なしに美味い! 「カイピリーニャ」(ブラジル原産の蒸留酒ビンガとライムのカクテル)やアバカシ(パイナップル)、ゴヤバ(グアバ)といったフルーツの生ジュースなどもあわせて一緒に食べるのがいいそうだ。

We will Find “Brasil” in Japan
——日本の中の小さなブラジル

落ち着いた雰囲気でブラジル料理を味わえる「レストラン・ブラジル」



We will Find “Brasil” in Japan
——日本の中の小さなブラジル

日本語も堪能な「レストラン・ブラジル」の店長・岩田ダニエルさん



 ブラジルといえば格闘技も有名だ。すぐに思い浮かぶのは「ブラジリアン柔術」だが、アクロバティックな蹴り技が印象的な「カポエイラ」も忘れてはならない。カポエイラとは、16世紀前半にアフリカからブラジルへ連れられてきた黒人奴隷たちが生み出した、ダンスの要素を融合した格闘技の一種。その独特な上半身の動きは、ブラジルのサッカー選手の動きを彷彿とさせる。

 ブラジルに本部を置く道場「カポエイラ・マラナ」群馬支部の練習風景をのぞくと、ビリンバウ(ブラジルの弦楽器)やバンデイロ(タンバリンのようなブラジルの打楽器)の演奏に合わせて、練習生たちが互いに蹴りを出し合うスリリングな光景を見ることができた。相手の呼吸に合わせて、決してぶつけることなく技を繰り出すカポエイラは、争いごとを好まないブラジル人の気質に合ったものなのかもしれない。

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——日本の中の小さなブラジル

「カポエイラ・マラナ」の練習はホールも備えた文化施設
「大泉文化むら」で行われている



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