告白成功まちがいなし!
彼&彼女をとろけさせる「魔法の言葉」
「しあわせなら態度で示そうよ ♬♫」という唄の歌詞じゃないけれど
好意があるなら態度で示したいもの  ©Pedro Ribeiro Simoes

なぜ、男性の告白と女性の告白は異なるのか

しかし、それだけシンプルなことなのに、どうして人は愛の伝え方に悩んでしまうのでしょうか? それは単に「断られるのが怖い」ということ以上の理由があるようです。

「私が思うに、男女の感覚のズレが大きいのではないでしょうか。よく言われるように、男性は女性に比べて他人の気持ちに鈍感です。一方で、女性は人からどう思われているのか敏感に察知する傾向がある。これを女性が男性に片思いしている状況で考えみましょう」

女性が男性に片思いをしている場合、女性は「彼が好き」という気持ちが相手に伝わっている、あるいは伝わる可能性が高いと思いがちです。また少女漫画の例になりますが、「この思いが彼にバレたらどうしよう!」とドキドキしている状態です。

しかし、男性は鈍感なので、告白の瞬間まで気が付いていません。だから相手が自分に興味を持ってくれることを期待して、遠回しな伝え方やほのめかし方を行っても効果が薄い。まず女性が「好きです!」と伝えないと、ふたりの関係がスタートしていかないのです。

もちろん、これらは一般論ではありますが、恋愛を描いたエンターテイメント作品の多くがこのような構図になっていることを考慮しても、あながち的外れとはいえないはずです。

男性側の好意はほとんど見透かされている?

ちなみに男性が女性に片思いをしている場合は、自分が思っている以上に、女性は自分の思いに気がついていると考えるべきだとか。ただし結論は一緒で、だからこそあれこれ遠回りをして墓穴を掘ってしまう前に「好きです!」と伝えるのが一番の近道なのです。

「もし告白に失敗したとしても、『友人としてなら』という回答が返ってくればチャンスは残っています。少なくとも、彼(彼女)は自分が好意を持たれていることを知ったうえでの友人関係になるので、何かのきっかけで関係性が変わることはあり得ますよ。たとえば、相手が今つきあっている人と別れた時に、真っ先に相談相手になるなど、大きなチャンスがないとは限りませんからね」

すべての出発点は「好き!」と伝えること。そのために必要なものは、モテ術をかき集めることではなく、一歩踏み出す勇気! バレンタインデーという特別な1日だからこそ、その勇気を振り絞ってみませんか?


<プロフィール>
わだ・ひでき/1960年大阪市生まれ。東京大学医学部卒業後、同大学医学部付属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修。国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、カール・メニンガー精神医学校(アメリカ)国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長。著書多数。