8月21日に閉幕したリオ2016オリンピック。
現場では、各国の代表選手たちはもちろんのこと、
大会運営のスタッフやメディア陣など、さまざまな人たちが奮闘していました。
それらの人たちの「のどを潤す」ために東奔西走していたのは、
『
取材・文・写真=『
8月5日から21日にかけての17日間開催されたリオ2016オリンピック。開催地であるブラジルの季節は“冬”であるにもかかわらず、連日強い日射しが照りつけ、日中の気温は摂氏30度を超える日もあった。そのような天候下においては、熱戦が続くフィールド、1万5,000人の選手団を収容する選手村、全世界からジャーナリストが集うメディア・センターなど、各所でのどを潤す清涼飲料は欠かせない存在になる。1928年のアムステルダム大会以来、オリンピックに関わり続けている
「いつでもどこでも、冷たくておいしい『
その「当たり前」を今回のオリンピックでも実現するため、
■オリンピック専用の倉庫に初潜入
常時2、3日分の清涼飲料の在庫がストックされているというこの倉庫から、リオデジャネイロ市内に点在する各競技会場、そして、選手村やメディア・センターなどが入るオリンピック・パークへと、製品は出荷されてゆく。ちなみにここは、もともと存在していた倉庫の一角。セキュリティ対策のためにフェンスで隔離され、入退管理のためのIDカードはもちろん、監視カメラや、製品をケースごと検査できる金属探知機も新しく投入されていた。
特別仕様の製品運搬用トラック
製品の運搬に使用するトラックもオリンピック特別仕様だ。たとえば、輸送時のリスクを最小限に抑えるため、荷台のほろが簡単には取り外せないよう、特殊な器具で固定されている。ブラジルの
■タブレット端末を使った在庫管理システムが大活躍
厳重なセキュリティチェックを受けて各オリンピック会場に運ばれた製品は、いったんエリア内に設置された冷蔵コンテナに保管される。ただし、冷蔵コンテナが設置される場所は、会場によって異なるから大変だ。たとえばビーチバレーの会場となったコパカバーナ海岸では、コンテナの設置場所も砂浜の上。電源の確保や、コンテナから売店への配送ルートの確保にもひと苦労なのだ。
ビーチバレー会場のコンテナ
タブレット端末で発注作業を行うスタッフ
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