本州最北端にある自販機を見に行ってみた

道理で迫力があるはずです。自販機を眺めながらお話を聞いていると、取り出し口がときどきパカっと開くのに気づきました。あれも風の仕業?

「そうですね、この強風が大間の特徴です。この自販機はシールでデコレーションしているので、風で剥がれないよう、通常より強力な接着剤を使っています。現地で貼ったのですが設置には休憩なしで5時間くらいかかりましたね」

苦労の末にできあがった自販機は、新たな写真撮影スポットとしても人気があり、撮影のついでにジュースを買っていく人も多いそう。その場合、やはり多くの人が向かって左の自販機、つまりマグロの頭が描かれている方で購入するのだとか。インパクトがありますもんね。

本州最北端にある自販機を見に行ってみた

大間町は町全体が“マグロ推し”で、マグロのシルエットに「マグロ一筋」と書かれたマークの入ったグッズがたくさんつくられています。大間さんは「マグロ一筋」ネクタイをお持ちでした。かわいい!

本州最北端にある自販機を見に行ってみた

シーズンには大間崎近くのマグロが食べられる店に、100人以上が列をなすことも。やっぱり、ここまで来たならマグロが食べたい! ということで、大間さんおすすめのお店に連れて行っていただき、念願のマグロ丼をいただきました。

本州最北端にある自販機を見に行ってみた

といっても、じつはこれ、大間のマグロじゃないんです。マグロ丼を注文すると、店員さんから「ただいま大間のマグロは解凍中で、近海でとれたマグロしかないんです……」と申し訳なさそうな回答が。言わなくてもわからなそうなのに、わざわざ「大間のはない」と言うところに、地元の方のマグロへのプライドを感じました。それでも、と頼んだマグロ丼。なかに2切れ、大間のマグロを入れてくれたのです。想定外の贈り物に、取材スタッフ一同感激(やはりその2つは格別の味わいでした)。マグロパワーをしっかり身体にため込んで、仕事がたんまりと待つ東京に返るべく、大間フェリーターミナルへと向かったのでした。