出演作多数のハリウッドNo.1俳優!? 裏方たちが明かす、「コカ・コーラ」と映画の親密な関係

ザ コカ・コーラ カンパニーのアーカイブ庫責任者、テッド・ライアン

 

■映画のシーン=広告ではない

コカ・コーラ」や関連アイテムが適切な形で映画に登場し、たとえば暴力や過激なイメージと結び付けられることのないように作品を注意深くチェックする……、それが、プレミア・エンタテインメント社パイパーが一緒に行っている仕事です。「私たちは、『コカ・コーラ』の使われ方について明確な方針を持っています。それぞれの“役”は、当社のブランド戦略や企業として目指す姿に沿うものでなければなりません」。

プレミア・エンタテインメント社も、「コカ・コーラ」のブランド戦略や事業戦略を考慮した上で、「コカ・コーラ」への出演オファーをチェックしています。「私たちの役割は作品とブランドの最善の組み合わせを見つけ、監督が語ろうとしているストーリーに真実味を添えることであって、製品のCMをつくることではありません。『コカ・コーラ』は、シーンの中に自然に存在するべきなのです」とヌシナウは言います。

出演作多数のハリウッドNo.1俳優!? 裏方たちが明かす、「コカ・コーラ」と映画の親密な関係

レトロ感を醸し出すプレミア・エンタテインメント社の倉庫の一角

1世紀以上にわたってアメリカン・カルチャーの一部であり続けてきた「コカ・コーラ」にとって、映画の中で居場所を見つけるのはお手のもの。ザ コカ・コーラ カンパニーのアーカイブ庫の責任者を務めるテッド・ライアンは、次のように言います。「背景の壁画広告であっても、テーブルに置かれたガラスボトルであっても、『コカ・コーラ』はさまざまなシーンに自然に溶け込みます。『コカ・コーラ』はその場にあって当然の存在だからこそ、映画にも必要とされてきたのです。映画に『コカ・コーラ』を登場させるのは、意図的な演出というより、現実を再現する手助けをしている感覚ですね」。

近年では、コカ・コーラ社製品のラインナップが拡大するにつれ、映画に登場する製品のバリエーションも広がっています。「映画やテレビドラマで俳優が『スマートウォーター(*2)や『オネスト・ティー(*3)を持って歩き回っていたならば、その理由は、彼らが日常的に手にしている製品だからという可能性が高いですね」とライアンは言います。

出演作多数のハリウッドNo.1俳優!? 裏方たちが明かす、「コカ・コーラ」と映画の親密な関係

プレミア・エンタテインメント社に保管されている自動販売機とディレクターズ・チェア

 

■画面から伝わる「コカ・コーラ」の象徴性

ヌシナウに言わせると、自分たちの仕事の成果を映画館で目にしたときの感動は、それはそれは格別なものなのだそうです。「脚本を読んで、製作会社と契約して……しばらくして映画館に行くと、突然大きなスクリーンに自分たちの提供したアイテムが現れるんです。長年この仕事をやっていますが、その瞬間は今でも興奮しますよ!」

一方、パイパーはこのように語ります。「映画館のスクリーンに『コカ・コーラ』を見つけると、自分の働く会社が、ボトルの中身以上のもの、たとえば前向きさや幸福をもお客様に提供しているんだということを感じて、誇らしい気持ちになります。私たちのブランドは、舞台装飾を超えた、より大きな役割を、映画の中で果たしているんです」。

*2「スマートウォーター」:2007年にザ コカ・コーラ カンパニーの傘下に入った飲料水ブランド。
*3「オネスト・ティー」:2011年にザ コカ・コーラ カンパニーの傘下に入ったお茶ブランド。

 

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