98種類のオリジナルピンバッジを作成しました
8月24日で、東京2020オリンピック開幕まであと700日となりました!
聖火リレー、開会式、競技場……などなど、気になる話題はたくさんありますが、今回は2年後のオリンピックで一大ブームになる“かもしれない”、「ピントレーディング」についてご紹介します。
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■多くの人を虜にする「ピントレーディング」って何?
ピントレーディングとは、ある特定のカテゴリーのピンバッジをそのファン同士で交換し合うことです。オリンピックのピンバッジが最初につくられたのは、ギリシャ1896大会。審判、選手、大会役員などを判別する目的で、厚紙で円形のバッジをつくったのが始まりでした。一般客の間でピントレーディングが急速に広まったのは、モスクワ1980大会以降のことです。したがって、
40年を超えるピントレーディング歴を誇るマランツのコレクション総数は、何と1万2,000個以上にのぼるそう。もちろん、今後の大会でもその勢いを緩めるつもりはありません。
ピントレーディングに興じるコレクター
ピントレーディングの大ベテランであるマランツは、過去大会のエピソードにも事欠きません。これまでにピンバッジを交換した相手の中には、なんと、フィンランド大統領やクリントン米国元大統領夫妻もいるというから驚きです。なかなか交換相手に出会えなかったバルセロナ1992大会では、地下鉄駅の構内でやっと見つけたコレクターを必死で追いかけたこともありました。
■コレクター魂に火をつけるコカ・コーラ社 のピンバッジ
「ピン・オブ・ザ・デー」とは、リレハンメル1994大会で初めて導入されたプログラムです。大会期間中毎日、
ちなみにマランツは、大会中にスポーツ競技も観戦するのでしょうか? 尋ねてみると、「毎回、競技を観戦する時間も確保していますよ。ピントレーディングの素晴らしい点の一つは、競技の観客席でも、ピントレーディングセンターでも、会場やその周辺ならどこでもピンバッジを交換できるチャンスがあることです」という答えが返ってきました。
■ピントレーディングが可能にする異文化コミュニケーション
もう一人、熱心なピントレーダーをご紹介しましょう。学校教師の
「ピントレーディングは見知らぬ人同士が出会うきっかけを与えてくれます。世界中から集まった人々がピントレーディングに参加しているのは、感動的な光景ですね」と彼女は語ります。
マランツとリッツは共に、ピンバッジから聖火リレーのトーチまであらゆるオリンピック関連アイテムを収集する団体「オリンピン・コレクターズ・クラブ」の役員を務めています。過去数回のオリンピックでは、リッツは
ソチ2014大会にて
もちろん、東京2020オリンピック・パラリンピックでも、数々のオフィシャルピンバッジが登場予定です。2年後の東京では、世界中の人々とのピントレーディングが大流行しているかもしれませんね!
コカ・コーラ 公式アカウント