基本的な考え方

米国アトランタで初めて「コカ・コーラ」が販売されてから132年。コカ・コーラ社製品を手にするすべてのお客様の健やかな生活への貢献は、いつの時代も安全でおいしい清涼飲料製品をお届けすることに努めてきたコカ・コーラシステムの基本的な価値観です。コカ・コーラシステムは、お客様の活動的で健康的な生活をサポートする取り組みとして、幅広い製品ラインナップの提供と、透明性のある製品情報の発信に積極的に取り組んでいます。

お客様の「飲みたい!」に応える幅広いラインナップ

コカ・コーラシステムの事業活動は、「いつでも、どこでも、誰にでも」おいしい飲料製品をお客様にお届けしたいという願いとともに世界に広がりました。その願いは「コカ・コーラ」の誕生から132年を経た今もなお、国境や文化を越えて受け継がれています。
現在日本のコカ・コーラシステムでは、お客様のさまざまなライフスタイルやお好みに対応する製品を展開しています。「炭酸」「コーヒー」「スポーツ」「お茶」「水」など多岐にわたるカテゴリーで50以上のブランドで、800以上の製品があります。
ザ コカ・コーラ カンパニーのジェームズ・クインシーは2017年、「総合飲料企業(Total Beverage Company)」を目指すと宣言しました。これはコカ・コーラシステムが世界中で取り組んでいる方針に基づき、各地で必要とされる清涼飲料を提供していくというもので、日本市場でもお客様の嗜好・ニーズに合わせた製品ラインナップを充実させるべく取り組んでいます。製品カテゴリーの多様性と充実度はその証です。今後も日本のお客様にとって新たな価値となり得る新しいアイデアを積極的に導入していきたいと考えています。

2017年は、基幹ブランドへの取り組み強化はもちろんのこと、その他に、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品のラインナップの拡充に取り組みました。
世界No.1飲料ブランドである「コカ・コーラ」は、ワンブランド戦略によって、すべての「コカ・コーラ」製品を「コカ・コーラ」ブランドの下に統合し、「コカ・コーラ」がもたらす特別なひとときを、お客様の好みの味やライフスタイル、それぞれのライフステージに応じて製品を選んで頂きやすくなりました。「コカ・コーラ」ならではのおいしい味わいが楽しめる選択肢として「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」「コカ・コーラ ゼロカフェイン」の基本ラインナップが定着しました。さらに、2017年3月に、それぞれのライフステージにあわせた機能的な価値の選択肢を拡大するために、「コカ・コーラ」史上初となる特定保健用食品で、「コカ・コーラ」ならではのおいしさはそのままに機能性をプラスした「コカ・コーラ プラス」が発売されました。また、2017年6月には「スプライト エクストラ」が発売されました。これらは食事から摂取した脂肪の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする関与成分(特定の保健の目的に資する栄養成分)の難消化性デキストリン(食物繊維)を配合した特定保健用食品です。
味に妥協を許さず2007年から開発に取り組んだ「コカ・コーラ プラス」はまた、健康意識の高い層をはじめ、これまで炭酸を飲んでいた層の需要も掘り出し、トクホ炭酸飲料の拡大に貢献しました。その他の炭酸カテゴリーでも、大人のための炭酸「カナダドライ」ブランド初の機能性表示食品として「カナダドライ ジンジャーエール プラス」が2017年3月に発売されました。「カナダドライ ジンジャーエール プラス」も、難消化性デキストリンが含まれ、脂肪の多い食事をとりがちな方、食後の血中中性脂肪の上昇が気になる方に適した清涼飲料です。

缶コーヒーは日本市場を起点に歴史が始まったカテゴリーです。旗艦ブランドである「ジョージア」は1975年の誕生から40年以上にわたって働く人を応援することをブランドのミッションとしてきました。「ジョージア エメラルドマウンテンブレンド」「ジョージア ヨーロピアン」「ジョージア ザ・プレミアム」の3本柱に加えて、女性層や若年層へのアプローチとして、家庭用のボトルコーヒーや、カフェインレス&カロリーオフの製品も発売しました。2017年2月には、おなじみの「ジョージアエメラルドマウンテンブレンド」シリーズをリニューアルし、豊かな香りとよりしっかりしたコーヒー感をお楽しみ頂けるようになりました。また、SOT(ステイ・オン・タブ)缶、ボトル缶とパッケージの種類によって異なるお客様の飲用シーンや製品に対する期待にお応えするため、素材選びから製造方法に至るまで、こだわりに一層磨きをかけた製品をお届けすることに注力しました。日本の働く環境が変わりゆく中、「ジョージア」のDNAをこれからも受け継ぎながら缶コーヒーのリーディングブランドとして、引き続きRTD※1コーヒーの魅力をお届けしてまいります。

お茶もまた、日本から始まったカテゴリーのひとつです。京都・宇治の老舗茶舗「上林春松本店」の協力のもと開発され、急須でいれたような本格的な味わいをお客様に評価頂いている緑茶ブランドの「綾鷹」は、2017年に発売10周年を迎えました。成長著しいお茶カテゴリーにあって、急須でいれたような緑茶のにごりを特徴とする「綾鷹」は、引き続き進化しながらお客様の好みや季節、場面に応じて緑茶をお楽しみ頂ける努力を続けていきます。
ブレンド茶の分野では、まず“爽やかに、健やかに、美しく”をコンセプトとする「爽健美茶」が、カフェインゼロに加えてアレルギー特定原材料等27品目不使用を特徴とする新しい原材料設計となり、ブランドコンセプトを体現する形で進化しました。
また、女性のお客様から支持の高い「からだ巡茶」からは、機能性表示食品として「からだ巡茶アドバンス」が清涼飲料として史上初、「体についた脂肪を減らす」機能があることが報告されているローズヒップ由来ティリロサイドを配合した機能性表示食品として2017年1月に導入されました。「からだ巡茶 アドバンス」はすっきりとしたウーロン茶ブレンドの飲みやすい味わいが特徴です。さらに、2017年2月には、「爽健美茶」ブランドからは初めての機能性表示食品となる「爽健美茶 健康素材の麦茶」を発売し、プレミアムな麦茶としてご好評を頂いています。
日本初 ※2の“Wトクホ”としてお馴染みの「からだすこやか茶W」は、そのおいしさ、飲みやすさを食事との相性で表現した新たなコミュニケーションをテレビコマーシャルから店頭まで一貫して行いました。いずれの製品も新たなユーザーを取り込みながら、市場で好調に推移しています。

水とスポーツカテゴリーについては、現在日本コカ・コーラではひとつに統合して「ハイドレー ション」カテゴリーと位置付けていますが、いずれもお客様のニーズの多様化に伴い、新たな発想で付加価値をお届けすることに取り組んできました。水ブランドの「い・ろ・は・す」では、日本の大自然の恵みとの結びつきにおいて、全国6ヵ所の採水地に着目したコミュニケーションや水源保全活動などの展開を通じて、天然水がブランドのコンセプトを牽引するのと並行して、日本中から厳選された果物のエキスを採用し素材の味にこだわったフレーバーウォーターをバラエティ豊かに展開しました。また2017年は、ブランド初の機能性表示食品や、加温のフレーバーウォーターを発売するなど、ブランドの誕生以来、常に新しいチャレンジを続けてきた「い・ろ・は・す」らしい展開で、付加価値の幅を広げました。
さらに「い・ろ・は・す」の新ラインナップである「い・ろ・は・す スパークリングぶどう」は「い・ろ・は・す スパークリングれもん」のパッケージ刷新と併せて、有機溶剤使用量などを削減した環境負荷の低い新ラベルを導入しました。

一方で、スポーツカテゴリーの「アクエリアス」では、スポーツシーンばかりでなく、生活のあらゆるシーンにおいて渇きを潤し、お客様の日常を応援するブランドとして製品のパッケージから広告キャンペーンに至るまで一新したコミュニケーションでブランドのメッセージをお伝えするとともに、ライトで飲みやすいタイプやビタミンが補給できるタイプ、経口補水液など飲用ニーズに応じて水分補給プラスαの価値をお届けする製品展開を行いました。

※1「Ready to Drink」の略語。すぐに飲める缶やPETボトルなど容器に入った清涼飲料を表しています

※2 2つの保健の用途(脂肪の吸収を抑える、糖の吸収をおだやかにする)をもつ清涼飲料水の特定保健用食品として、日本で初めて許可・販売

主な製品

日本のコカ・コーラシステムでは、炭酸をはじめとする多様なカテゴリーにわたり800以上の製品を、お客様のニーズに応える幅広いラインナップで展開しています。


 

賞味期限の「年月表示」への移行

コカ・コーラシステムは、消費材関連小売、卸、メーカーが主体となり国内の共通課題の解決に向けて、製・配・販の協働取り組みを行うために2011年に発足した「日本TCGF(ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム)」に参加しています。「日本TCGF」のプロジェクトの一つであるサスティナビリティープロジェクトの一環として、2013年から開始した清涼飲料の賞味期限の「年月表示」について、対象品種を順次拡大しています。2016年6月からは、レトルト缶製品、ボトル缶製品、炭酸缶製品の合計10品目を「年月表示」に順次切り替えました。
賞味期限が1年以上の賞味期限を「年月表示」とすることで、配送や補完、店舗陳列の管理の負荷が減り、サプライチェーン上の環境負荷(物流拠点間の転送など)や物流倉庫の保管スペースなどの効率を改善します。製品の効率的な管理ができることで、食品廃棄軽減の効果も期待されています。また、同時にお客様に分かりやすい賞味期限表示とすることを目指しています。

 

 

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